ギュル大統領はカザフスタンへ向かう中、トルコの一番重要な問題はクルド問題であると発言した。
大統領は、(昨年)クルド問題解決政策が開始される直前、プラハから帰国した際に機内で「歴史的チャンスを逃すことはできない」と述べていた。それから一年経った今、再びクルド問題に重点を置くことに言及した。大統領は機中で、トルコの最重要課題は「クルド問題」であると述べた。
そして、この問題が「成熟した手法で解決され、またテロが無くなるが必要である。」とも述べた。
「民主的基準に到達することが重要である。キプロス、アルメニア問題も重要であるが、まずは国内を安定させることがとても大切である。」
アルメニアとの関係正常化問題に関しては、現状は誰にとっても望ましくないものがあると述べ、「しばらく静かな、しかし強い意志を持った外交を行っていくべき。」との考えを示した。
イランと低濃度ウラン交換に同意したことに関しては、「隣の家に火がついていたら、火事にならなくても影響は及ぶ。トルコは自分たちの存在を誇示したいのか、と揶揄するものもいるが、それは間違っている。トルコは国益を守っているのだ。」と述べた。
EU問題に関しては、「問題は私たちに関するものだ。一つの企みがあるならば、私たちはそれを乗り越えることができる。」と述べた。さらに、政党を超え国が団結してEU加盟のための諸改革を実現しなければならないと述べた。
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( 翻訳者:垣内亮輔 )
( 記事ID:19253 )