■社会連帯省、来たる巡礼シーズンの準備について協議
2010年05月24日『アル=アハラーム』(エジプト)HP1面
【カイロ:中東通信社(MENA)】
今日、アリー・アル=ムサイラヒー社会連帯相を議長とする巡礼・小巡礼国家協会の理事会が開かれ、来たる2010年(イスラーム暦1431年)の巡礼シーズンに向けた協会の準備について協議した。
聖地巡礼の期間中、エジプト国民に最良のサービスと保護を提供することを前提に、巡礼の費用に関する議論が行われたのに併せて、メッカでの巡礼者用宿泊所の提供に関する規定の改正についても話し合われた。昨年に比べて巡礼者一人当たりの面積が14%増え、費用についても同程度の割合での値上げとなる方向。
[巡礼費用の]値上げの原因としては、市中心部にあるホテルのオーナーや経営・運営会社が巡礼シーズンを「シーズン前」「シーズン中」「シーズン後」の三つに分けるようになってシーズン通しての値段が上がったことや、聖地の拡張計画、エジプト人巡礼者に最良のサービスと便宜を提供しようとする協会の意向などが挙げられると、ムサイラヒー大臣は述べた。
また大臣は、今年度に優れたサービスを提供するためには、優れた団体の最良な人材や代表者を選ぶことが重要であると確認し、昨年は豚インフルエンザの流行のために除外された高齢者を、今年は優先することについても言及した。
理事会は会議の冒頭で、[昨年度の]一般会計と最終決算、新年度予算案と2009年度の協会の活動報告を承認した。
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( 翻訳者:石川貴子 )
( 記事ID:19266 )