イズミルでPKK掃討作戦非難のデモ、平和民主党議員2名参加
2010年05月29日付 Radikal 紙
平和民主党(BDP)の支持者たちは、議員2人も参加して、PKKに対して行われた作戦に対し、イズミルで抗議活動を行った。
平和民主党(BDP)は、イズミルで実施したデモを通し、テロ組織に対して行われた越境軍事作戦を抗議した。約500人のデモ隊が、県庁の与えた許可に反する行動を取ろうとしたため、緊張が走った。2時間に亘る面会の後、BDPのスルル・サクク氏とヌリ・ヤマン氏がいたグループは、500メートルだけ歩き、デモの後、事件を起こさずに解散した。デモによって、いくつかの道路が封鎖され、町では交通が麻痺した。
イズミル県庁は、BDPが抗議活動のためにギュンドードゥ広場でデモと野外集会を行うことを許可しなかった。県庁は、それ以前にミーティングの場所としてネヴルズの祭りも行われたブジャのサッカー場を提示した。しかし、平和民主党のメンバーたちと、支援するいくつかの政党と市民団体のメンバー達は、昼ごろに、バスマーネ広場に集合した。
約500人のグループは、政党の旗と「作戦を終わらせろ、平和のための対話を」と書いたプラカードを手に、クルド語とトルコ語のスローガンを叫んだ。スローガンを叫ぶグループに対して、町にいるBDPムシュ選出議員のスルル・サクク氏とヌリ・ヤマン氏も支援を行った。警察の部隊は、抗議活動と、許可のないデモが起こる可能性に対し、広範な安全対策をとり、広場につながるすべての道路を閉鎖した。
警察関係者たちと面会したサクク、ヤマン両議員は、民主的権利を行使し、平和と対話のためにデモを行いたいとの考えを示した。グループが、デモ行進を断固として行うとしたため、警察によって道にバリケードがつくられた。警察と、サクク、ヤマン両議員とBDPの県の代表者たちは、約2時間に亘る面会を行った。デモ隊は、この間、座り込みを行い、(抗議の)態度を表明した。
■商店から国旗で反発
約2時間に亘る面会の後、グループが500メートルデモを行うことが許可された。デモを行ったグループの人々は、スローガン等を続けている間、周囲の一部の小売商もトルコ国旗を掲げて自分たちに対して反発を示したのを目にした。チャンカヤ交差点で止められたグループは、ここで会見を行った。
■知事と政府に反発
BDPのスルル・サクク議員は、自分たちの目的は平和と兄弟愛であるとし、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相をはじめとする政府の要人たちの息子は誰も戦闘で死んでいないと述べた。サクク氏は、何時間も待たせられたと言い、イズミル県知事を批判した。一方で、ヌリ・ヤマン議員は、BDPの人々に対して民主的権利を常に行使するよう呼びかけ、「人々を2時間も待たせるのは、人権に反しています、拷問です。この土地で、私たちの祖父たちが血を流して戦いました。私達を恐れないでください、民主的態度を持たない人たちは、イズミルには適していません。」と話した。「知事は辞任を」とのスローガンを叫ぶグループが、警察の介入の前に、事件を起こすことなく解散したことで、道路の封鎖は解かれた。
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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:19272 )