テヘラン青年庁と教育省の間で交わされた合意により、高校生向けに「結婚教育」が行われることになった。
テヘラン青年庁のモフセン・ザンギャネ長官は、このことを明らかにした上で、「この教育は、SAJ(青年国民機構)のシステムを通じ、電子媒体を利用する形で、高校生を対象に行われる予定である」と述べた。
ザンギャネ氏はさらに、「生徒たちが〔夏期〕休暇に入ると同時に、このバーチャル教育を提供できるよう、夏までの残された時間内での準備に努力したい」と語った。
ザンギャネ氏はまた、「国内の大学の中には、同様の教育を自身の大学に通う学生らに提供したいと考えているところもある。われわれは、次の学期の開始に合わせて、これらの大学にもこうした教育が提供できるよう、合意文書の締結に向けて努力しているところである」と指摘した。
ジャーメ・ジャム紙記者の報告によると、テヘラン青年庁はSAJの有するインターネット・システムを通じて、高校生らに結婚教育を提供する計画であるという。この計画ではまた、結婚問題や男女関係の原理を専門とする大学教授らの見解を盛り込んだ教育用の書籍や小冊子、CDなどが、高校生らに提供される予定であるという。
SAJ広報が発表したところによると、青少年らに提供される教育は〔「〜をしてはいけません」といった〕否定的・抑止的なものではなく、むしろ男女についての認識を深めるための情報や知識を、互いへの関心を持ち始めた高校生たちに提供することが、この教育の目的だという。
〔後略〕
関連記事(イラン結婚事情〜なぜ早い?なぜ遅い?:「結婚の日」特別レポート)
原文をPDFファイルで見る
( 翻訳者:山本和代 )
( 記事ID:19355 )