エジプトがラファハ通行所を開放
2010年06月02日付 Al-Ahram 紙

■ ムバーラク大統領、ガザの封鎖を緩和するためにラファハの開放を指示

2010年06月02日付『アル=アハラーム』(エジプト)HP1面

 イスラエルが国際支援船団に対して非難すべき犯罪を行ったことを受けて、エジプトがパレスチナ住民の苦しみを緩和するために迅速に対応するなか、フスニー・ムバーラク大統領は昨日、ガザに緊急の人道・医療支援物資を搬入し、人道的配慮が必要な人々や傷病者を受け入れるために、ラファハ通行所を開放するよう指令を出した。

 治安当局のハイレベルの情報筋が明らかにしたところによると、ラファハ通行所では[エジプト側からとパレスチナ側からの]双方向通行が認められるという。また開放の期間は限定されていない。

 一方、エジプト大統領府のスライマーン・アウワード報道官は、イスラエルの残忍な犯罪に対するエジプトとフスニー・ムバーラク大統領の拒絶と非難をあらためて表明し、ニースで行われたフランス・アフリカサミットでフスニー・ムバーラク大統領がフランスのニコラ・サルコジ大統領やアフリカ諸国のリーダーたちと行った会談でも、この犯罪行為が議論の中心になったと述べた。

(後略)

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( 翻訳者:深澤碧 )
( 記事ID:19365 )