イスタンブルに4つの大型ショッピングセンターと商業施設
2010年06月08日付 Milliyet 紙


イスタンブルでまた投資のチャンスが訪れた。不動産住宅社Emlak ve Konutは、ハルカル、スルタンガーズィー、ウムラニエ、バシャックシェヒルの約415,000平方メートルの土地を入札に出すことを予定しており、これらの土地に大型ショピングモールと商業センターを建設させるとしている。

不動産住宅社は、近年、入札数を増やしている。特に、イスタンブルの新興開発地区にある土地を「利益分割型売却」という形で競売に付す計画をすすめており、近年このモデルを頻繁に採用している。同社は以前にも、アアオール社とヨーロッパ住宅社も含む多くの大手企業に同じモデルで土地を提供しており、6月10日から7月2日の間には、4つの大型ショッピングモール、1つの住宅計画からなる5ヶ所の入札を実施することを決定した。ハルカル、スルタンガーズィー、ウムラニエ、バシャックシェヒルにあり、大型ショッピングモールや商業センター建設用に競売される予定の土地は、最小で24,000、最大で204,000平方メートルである。同社からの情報によると、この土地の一部には住宅建設も認められている。一方同社は、コジャエリ県ゲブゼ市にも524の住宅を建設させることを予定している。

1- ハルカルに310,000平方メートルの大型ショッピングモール

 不動産住宅社がハルカルで行う入札の日付は2010年6月10日である。同社は第四期として、204,144平方メートルの土地を「利益分割型売却」モデルで競売にふす予定である。
 情報によると、全予定地のうち193,000平方メートルを占める住宅地の容積率は1.6、つまりこの土地に310,000平方メートルの建物を立てることが出来るという。この容積地の15%には商業施設、託児所、文化施設、健康センター、私立病院、ホテルなどを建設することが可能である。高さ制限のないこの地域での開発計画に関しては、イスタンブル広域市が認めた事前計画に従う必要がある。

2- スルタンガーズィーに180,000平方メートルの大型ショッピングモール

 不動産住宅社は、スルタンガーズィーの166,692平方メートルの土地も2010年10月24日に競売にふす準備を整えている。同社はこの土地でもやはり、「利益分割型売却」モデルを採用しており、2.20の容積率を有するこの土地には366,722平方メートルの施設が建設可能となる。情報によると、ここには高さ180メートルのビルが建設可能であり、ショッピングセンターと並んで商業センター、オフィス、事務所、ホテル、住宅、劇場、銀行、その他金融機関を建設することができる。

3- IMFより先に大型ショッピングモールができる

 同社が競売にふす最も重要な土地のひとつはIMF(国際通貨基金)の建物がたつ予定地に隣接している。不動産住宅社が、ショッピングセンターと貿易センターの建設を予定しているウムラニエ地区の20,714平方メートルの土地の入札予定日は、2010年6月22日である。この土地の容積率は2.5であるため51,786平方メートルの建物を立てることができ、高さ制限はない。しかし、入札を獲得したものは、この地区に適用される事前計画に従う必要がある。
 この土地にはショッピングセンターや商業センターのほか、宿泊施設、ホテル、文化施設、私立病院といった多くの複合施設も建設可能となる。

4- バシャックシェヒルには高さ制限のない商業センターが建設可能

 不動産住宅社は、もう一つの商業センターを、バシャックシェヒルのカヤバシュ地区にある第一期24,352平方メートルの土地に建設させる予定である。この入札は2010年7月1日に行われ、容積率の指示に基づいて、ここには36,798平方メートルの商業センターを建設させる予定である。利益分割型売却モデルにより入札される土地には、さらに、ホテル、住宅、オフィス、博物館、劇場、私立教育施設、健康センターを建設することができる。
 土地利用計画書において、もう一つの最も重要な点は、ここへ建設されるビルには高さ制限がないということである。

5- ゲブゼ市には524の住宅を建設予定

 一方、不動産住宅社が住宅建設を決定した土地はコジャエリ県ゲブゼ市にある。同社は、第一期売却予定地に524の住宅を計画しており、入札は2010年6月28日に行われる。落札した会社は住宅建設工事を730日間で終わらせることが条件とされている。

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( 翻訳者:佐藤由惟 )
( 記事ID:19375 )