ギュル大統領、トルコのGoogleとYouTube制限解消へ尽力
2010年06月11日付 Milliyet 紙

インターネットの検索、動画共有サイトであるGoogleとYoutubeがトルコで全面的、または一部禁止とされたことに関して、アブドゥッラー・ギュル大統領が行動を起こしたことが分かった。

ギュル大統領は大臣らに接触し、この禁止の原因である法的根拠の撤廃に向けて、必要ならばこれに関係する法律をを改正するよう求めた。ギュル大統領はソーシャルネットワークサイトであるTwitterにメッセージを投稿し、そこでも「YoutubeとGoogoleについて、非常に多くの苦情があると知っています。これについての私の意見は、以前にも皆さんと何度か共有しました。私は禁止には絶対に反対です。この件の解決のため関係部署へ指示を出し、必要ならば法改正が行われるよう求めました」と述べた。

ギュル大統領がビナリ・ユルドゥルム運輸大臣と通信分野担当の官僚たちと、この禁止問題について会談したことが分かった。ギュル大統領の側近は、これについて次のように述べている。

「大統領はGoogleとYoutubeといったインターネットサイトに処された禁止と制限に、完全に反対しておられます。これについて運輸大臣と関係官僚に情報を求められました。我々がこの問題を抱えている根底には、法律に依拠するいくつかの状況があります。現状では、小さな郡の裁判官が、地方レベルで起きたある問題に対し、トルコ全土に適応される判決を下すことができる。大統領はこのような問題の解消に必要な法的整備が一刻も早く行われるよう望まれました。インターネットがこれほど広まったグローバル社会において、もはや我々はこうした問題を抱えるべきではない。大統領はこのような考えをお持ちです。」

ギュル大統領はまた、Twitterのメッセージで、アメリカ在住のヌル教団の指導者の一人、フェトフッラー・ギュレン氏に対して、彼の提唱したトルコ語オリンピックのために、名前を出さず婉曲的な表現で感謝した。

■ギュル大統領がフィッシャー氏と会談

一報、ギュル大統領は元ドイツ外務大臣のヨシュカ・フィッシャー氏とイスタンブルのタラビヤにある官邸で会談した。トルコ・アラブ協力フォーラムの第3回会議に加わった代表団団長ともタラビヤの官邸で会談した。これら2つの会談はともにメディア非公開で行われた。

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( 翻訳者:林奈緒子 )
( 記事ID:19387 )