憲法裁判所の審議日程にワクフ法
2010年06月13日付 Yeni Safak 紙
憲法裁判所は、共和人民党の申請を受けて、新しいワクフ法の無効と施行の停止を審理する。共和人民党は、第5737号ワクフ法案の第9条の無効と施行の停止を訴え憲法裁判所で裁判を起こした。
共和人民党のケマル・クルチダルオール党首を筆頭にアンカラのハク・スハ・オカイ議員とイズミルのK・ケマル・アナドル議員が行った訴訟は、憲法裁判所によって6月17日木曜日9時30分判決が下される。共和人民党は、2008年2月20日付け第5737号ワクフ法案の第5条の第3項、第6条の第3項、第 11条の最終文、第12条の第1、3、4項、第14条、第25、第26、第41条の第2項、第68条にある…(案内調査長、部長、局長の提案は、首相または担当大臣の承認によって)…という部分の」無効と施行の停止の決定を求めている。
訴訟を共和人民党のグループの名の下におこなうとしたオカイ議員は、法律がローザンヌ条約、共和国の基本的な性格、憲法に矛盾していると主張した。特にワクフに支部と代理機関を設けること、ワクフへの寄付と援助を可能とすること、ワクフ設定者の意思(の明記)を廃止することが、憲法の関連する条項に違反すると述べて、オカイ議員は、「この法によってトルコでワクフは、社会的・政治的な仕組みの中に組み込まれ、際限のない、コントロールされないものになった。特に外国資本に開放し、政治をその管理下に置き得る仕組みとなった。宗教共同体のワクフの古い管理方法であるオスマン時代の管理方法に転じたのだ。しかし、共和国の新たな仕組みの中では、このようにワクフを認識するのをずっと認めてこなかった」と述べた。
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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:19407 )