■ 安保理、イランに対する制裁を準備
2010年06月09日付アル=アハラーム紙（エジプト）HP1面
【ニューヨーク：イッザト・イブラヒーム、各国首都：本紙特派員、諸通信社】
国連安全保障理事会で今日、イラン政府に新たな一連の厳しい制裁措置を課すことを求める圧力が高まった。
ロシアのウラジミール・プーチン首相は昨日イスタンブールで、議論を呼んでいるイランの核開発問題をめぐって、イランに制裁を課す国際決議案が実質的な合意に達したと述べた。安保理は、非常任理事国であるトルコとブラジルが外交的および政治的努力の時間を設けることを目的として、制裁決議案をめぐる政治的議論が公に行われることを求めたことを受けて、新たな非公開協議を行った。
制裁決議案の最終案には、イランが核兵器搭載可能な長距離弾道ミサイルの開発のための技術を獲得すること、あるいはその開発に着手することを厳しく制限する項目や、イランが国外のウラン鉱山に対して投資を行うこと、あるいは攻撃用ヘリコプターやミサイルのような重兵器の部品を購入することを禁止する項目を含んでいる。
また決議案は全ての諸国に対して、船舶の厳しい臨検への協力や、イランの銀行などが核開発との関連が疑われる活動を行った場合には金融取引の禁止措置をとるよう要請した。消息筋によると、新しい決議案で制裁が課される人物や団体のリストについては今なお検討中だという。
（後略）
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（ 翻訳者:大橋泰斗 ）
（ 記事ID:19413 )