ハガツオ漁(の訪れ)を告げるとされる「ヴァノズ」という名のハガツオの幼魚や、季節前にカタクチイワシが獲れ始めた。漁師はこれが朗報であるとし、今年エーゲ海北部ではハガツオが大漁となるだろうと語った。
チャナッカレのゲイリキ港から出港したエーゲ海北部の漁師は、黒海からエーゲ海へ移動を続けているカタクチイワシの群れを追い、網で囲い捕獲し始めた。漁師が引き上げた網の中には、体長12~15cm、体重約500gのハガツオの幼魚が25匹程かかっていた。アルトゥノルク港に持ち込まれたヴァノズは、他の漁師や人々の関心を引き、多くのアマチュアの釣り人もこの魚の存在を知る機会となった。
S.S.アルトゥノルク漁業組合のハリル・アタチ組合長は、ハガツオの幼魚が漁の季節の前に現れることは豊漁を知らせる朗報であると述べた。アタチ組合長は、ここ40年このハガツオの幼魚に全く遭遇しなかったと言い、「今年ハガツオは大漁となるだろう」と語った。
アタチ組合長は子供の頃から漁を行っており、「私は今50才だが、このようなことは今までなかった。先輩漁師の船長にこの状況を伝えたが、彼らは信じなかった。ハガツオはこの時期卵であるのに、ハガツオの幼魚は12~15cmの大きさにのぼっていた」と語った。アタチ組合長は漁船の頭であるオルハン・チュナルさんが「40年前7月6日に最も早くハガツオの幼魚を見た」と言っていたことを明らかにし、「その年船のハガツオを運ぶのに苦労したと言っている。今年ハガツオが大量に獲れ、人々も昔のようにハガツオをたくさん食べてもらいたい。大漁となるので価格も安くなるだろう。今年豊富なハガツオの季節となることを期待している」と話した。
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( 翻訳者:熊谷沙織 )
( 記事ID:19458 )