退役将軍、PKK襲撃に関しアメリカが情報提供しなかった
2010年06月20日付 Yeni Safak 紙
ハッキャーリにて10人の兵士が犠牲となった地域で、かつて任務に就いていたネジャティ・オズゲン退役大将は、アメリカが情報提供しなかった可能性があると述べた。同大将は、以下のように発言した。「(直接)衝突はなかったようです。おそらくテロリストたちはロケット弾を使ったのでしょう」
シェムディンリ地域にて早朝8人の兵士が犠牲となったことに関して、NTVのインタビューをうけたネジャティ・オズゲン退役大将は、(クルドへの)民主的解決策とテロは異なる問題であると述べた。同大将は以下のように述べた。「民主的解決策というものがありますが、それは別の問題です。これはテロ事件であります。何年間も続いているPKKによるテロは、いまでも続いています。現在、トルコでは火災が起きているのです」。アメリカやイスラエルとの最近の緊張関係も、事件に影響を及ぼしている可能性があると強調する同大将は、また以下のように発言した。「アメリカは今この事件に関する情報を提供してくれたでしょうか?いいえ、提供してくれませんでした。しかし、アメリカが情報提供しなかったとしても、われわれは自分たちの情報を手に入れなければならないのです」
■「遠距離から襲撃した」
当該地域が以前から不安定な場所であったと強調するオズゲン大将は、以下のように述べた。「シェムディンリはイランとイラク、そしてトルコの三角地帯に位置しています。事件は国境地域で起きました。ここは(軍が駐屯する)駐屯所ではありません」。また「ピストルやライフルで襲撃したとは思っていない」と述べる同大将は、以下のように発言を続けた。「ロケット弾を使ったのでしょう、おそらく。また一方で2キロの射程距離がある武器もあります。これを使った可能性もあります。遠距離から襲撃したというのが私の考えです」
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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:19468 )