交通省民間航空総局は、昨夜夜中から財政危機にあるキプロス・トルコ航空(KTHY)の、全フライトを停止させた。
北キプロス・トルコ共和国公共事業・交通大臣のエルサン・サネル氏は、キプロス・トルコ航空(KTHY)機がエルジャン空港で足止めをくらい、今朝フライトができないであろうと話した。
サネル大臣はこの問題解決のための努力が今日も続けられていると述べ、また、今朝フライトを利用する予定の乗客が困らないよう、解決策を模索していると言った。
航空業界労働組合もキプロス・トルコ航空のフライトが、民間航空総局により昨日夜中より停止されていることをうけて、今朝4時半からエルジャン空港でストライキを起こした。
ストライキにより、キプロス・トルコ航空以外の他の航空会社の便も影響を受けている。
■ キプロス・トルコ航空の入札は今日結果が出る
この間、北キプロス・トルコ共和国首相府は、財政問題を乗り越えるためにキプロス・トルコ航空へパートナーを見つけるための入札が今日キプロス・トルコ航空の本委員会で査定され、結果が出されるだろうと述べた。
首相府広報渉外局から行われた書面による発表では、キプロス・トルコ航空のここ数年見舞われた財政問題による多額の損失が北キプロス共和国の予算で賄われなくなってしまっているとされた。
この状況はキプロス・トルコ航空が存続できる状況とはほど遠いとし、「したがって、キプロス・トルコ航空が国旗を掲げる航空会社として任務を継続するには、閣議が2010年5月18日にさだめた決定により、パートナーを見つける作業が開始された」と述べられた。
発表では、継続中の作業で、キプロス・トルコ航空の共同事業者アダ航空社の本委員会が昨日イスタンブルで集まり、キプロス・トルコ航空の入札のためアトラス・ジェットとペガソス社が示した提案を検討した。
今日レフコシャで行われるキプロス・トルコ航空の総会でも査定され、入札に結果がでるとされた。
■ キプロス・トルコ航空で対策委員会が組織
キプロス・トルコ航空(KTHY)総局では、問題の解決にむけ、対策委員会が組織された。
フライトが停止されたというこの状況は、キプロス・トルコ航空(KTHY)当局内の委員会で検討された。
キプロス・トルコ航空(KTHY)のセリム・アルトゥンジュク副支配人は、バイラク放送局(BRT)に対し行った声明で、乗客のことがまず第一であると話した。
アルトゥンジュク氏は飛行機を賃貸して臨時便を飛ばすことは不可能であり、チケットを持っている乗客が困らないように、ほかの航空会社と面会し、解決する努力をしており、本日中にも必要な発表をする予定だと話した。
キプロス・トルコ航空(KTHY)の民間航空部は4千万ドル近くの負債を抱えている。
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( 翻訳者:畔上曜子 )
( 記事ID:19483 )