「ならず者」と「市民の貞操を脅かす迷惑者」146名が逮捕
2010年06月09日付 Jam-e Jam 紙

〔テヘラン郊外の〕キャラジュで二段階に分けて行われた「ならず者撲滅計画」の結果、テヘラン州情報公安局の捜査官らは、悪党ならびに「市民の貞操を脅かす迷惑者」〔=街頭で若い女性にしつこく声をかける男性のこと〕146名を逮捕することに成功した。

 《ジャーメ・ジャム紙》の報道によると、テヘラン州治安維持軍のアリーレザー・アクバルシャーヒー司令官は昨日、報道陣を前に、キャラジュ市全域で「ならず者撲滅計画」を実施したことに言及し、「今年のホルダード月初旬〔西暦5月下旬〕から、社会的安全計画の第3段階が始まった。それとの関係で、キャラジュ、及びその他のテヘラン州内の各市では、115名を逮捕し刑務所に送った」と述べた。

 アクバルシャーヒー司令官はさらに、「これらの容疑者を逮捕した後、別のプロのならず者たちが依然として市民に迷惑行為を続けており、家庭の平穏を奪っているとの通報が、市民から警察に寄せられた」と続けた。

 この問題が司法によって立件されたことを受け、警察官らは司法と協力して逃亡中の容疑者らの隠れ家を突き止めた。そして昨日(火曜日)、「社会的安全向上計画」の第4段階の実施に合わせる形で、テヘラン州の治安隊員たちは作戦部隊を組み、前科のあるプロのならず者31名を逮捕することに成功した。彼らの隠れ家からは、アルコール飲料や短剣、ナイフ、麻薬、ならびに車を発見し、押収した。容疑者らは現在拘留中であり、彼らへの捜査が続けられている。

3悪党が犯した重罪

 テヘラン州治安維持軍司令官は、3人の悪党が逮捕された事件について言及し、次のように述べた。「容疑者の一人は名をバフラームと言い、2ヶ月前から、キャラジュの、とある家の娘にちょっかいを出し、彼女に対し誘拐して乱暴するぞと脅迫していた。彼女の家族の訴えにより、悪党バフラームは署の追及を受け、逮捕された。現在、男は警察の留置所に拘置されている」。

 アクバルシャーヒー司令官は続けて、「もう一人の前科もちの悪党はターヘルという名の男で、殺人への関与、〔女性の〕貞操への迷惑行為、悪事、恐喝などの前科をもち、4年間服役して、刑務所から釈放された後、悪事に再び手を染めた人物である。もう一人の悪党はエフサーンという名の若者で、昨年ある悪のグループの仲間と共謀して、別の悪の一味の首領ハサン(「ノホド」の名で有名)を誘拐した。その結果、この二つのグループの間で抗争が勃発し、最終的に、この二名〔=エフサーンとハサン〕が逮捕された」と語った。

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( 翻訳者:多田直輝 )
( 記事ID:19496 )