「6月12日に91名の逮捕者」:大テヘラン治安維持軍司令官が発表
2010年06月14日付 Mardomsalari 紙
大テヘラン治安維持軍司令官は、「ホルダード月22日〔西暦6月12日〕に、91名が不審人物として逮捕され、司法機関に引き渡された」と述べた。
〔※ホルダード月22日は、さまざまな混乱と波紋を呼んだ2009年の大統領選挙の1周年記念日にあたる日〕
メフル通信によると、ホセイン・サージェディーニヤー司令官はこの件について、「ホルダード月22日に、テヘランではこれといった事件は報告されなかった。このことにからみ、91名が不審人物として逮捕され、司法当局に引き渡された」と述べた。
同司令官は続けて、「テヘラン市内各所に警察部隊が展開したが、これといった事件や衝突は目撃されなかった」と発表した。
大テヘラン治安維持軍司令官はまた、「ホルダード月22日には、いかなる損害もテヘラン市には発生しなかった」とも述べた。
イラン大統領選挙記念日をめぐっては、州の治安評議会の議長も、「土曜日〔=6月12日〕に逮捕された者たちの中には、偽善者たち〔=反体制組織モジャーヘディーネ・ハルグ(MKO)のこと〕も含まれている。この件については、所定の期間内に情報・治安当局から発表があるだろう」と述べた。
テヘラン州知事で、州の治安評議会の議長も務めるモルタザー・タマッドン氏は、ファールス通信とのインタビューのなかで、〔‥‥〕ホルダード月22日に暴動を引き起こそうと、外国メディアがさかんにプロパガンダを繰り返し、さらに反乱分子〔=ミール・ホセイン・ムーサヴィーやその関係者〕がホルダード月22日にデモ行進を行う許可を〔当局に〕申請してきたことに触れ、次のように述べた。「〔‥‥〕私たちに送られてきた申請書には、〔‥‥〕デモ行進を希望しているのが誰なのか、またデモ行進の理由について、まったく詳細が記されていなかった」。
〔中略〕
テヘラン州知事はその上で、次のように述べた。「もしデモ希望者たちが、『私たちは選挙で敗北しました』と告白することをデモ行進の目的としていたのであれば、それを行う必要はさらさらなく、このような申請自体するべきではないだろう。むしろ彼らは、国民に対して〔選挙後の暴動に関して〕説明するべきであり、違法行為を犯して国民の票に侮辱を加えたことについて、裁かれるべきだろう」。
タマッドン氏はその上で、デモ行進を申請してきた反乱分子の目的に関して、「彼らが目論んでいたデモ行進の目的の一つは、外国人や体制の敵に対して、〔反体制〕プロパガンダのネタを提供することだった」と断罪した。
〔後略〕
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( 翻訳者:種谷悠樹 )
( 記事ID:19509 )