レバノンのアウン議員が3度目のシリア訪問、アサド大統領と会談
2010年06月23日付 al-Hayat 紙

■ アサド大統領、レバノンのアウン議員と両国関係の前向きな側面について協議

2010年06月23日付『アル=ハヤート』紙(イギリス)HP1面

【ダマスカス、ベイルート:本紙】

 シリアのバッシャール・アル=アサド大統領は昨日、レバノン議会の会派「変化・改革」ブロックのミシェル・アウン代表およびジュブラーン・バースィール電力水資源相と会談した。大統領声明によると会談では、「シリア・レバノン関係の前途有望な進展や、今後様々な分野において両国の協力を強化することによって両国の関係を最高のレベルに高めるため重ねられている努力について話し合われた。また、兄弟関係にある両人民にとって大切な諸問題の調整と話し合いを続けていくことの重要性が確認された」という。

 また同声明では、今回の会談では「地域及び国際レベルでの最近の情勢、とくに相変わらず地域の安全と安定を揺るがしているイスラエルの脅威について」も取り上げられたとしている。

 アウン氏にとってはこれが3回目のシリア訪問で、前回の訪問は北部のアレッポで、キリスト教マロン派の聖者マール・マールーンの追悼行事に参加し、アサド大統領と会談した。

 アウン氏の訪問は、ダマスカスで行われたアサド大統領とレバノンのミシェル・スライマーン大統領の首脳会談の1週間後、シリアのムハンマド・ナージー・ウトゥリー首相とレバノンのサアド・アル=ハリーリー首相を議長とするフォローアップ調整委員会の開催を間近に控えて行われた。

 シリア国営通信社(SANA)によるとウトゥリー首相は一昨日、レバノンのシャルビル・ナッハース通信相を迎え、「兄弟関係にある両国家及び人民の間を結びつける協力関係と同胞としての深い絆、その地平をさらに拓き、祖国及び民族の利益に資するとともに共通の課題に立ち向かうべく高めてゆく方策」について話し合った。

(後略)

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( 翻訳者:梶原夏海 )
( 記事ID:19510 )