女性たちの人生に降りかかるさまざまな出来事について予言すると称して、彼女たちをだましていた占い師の女が逮捕された。
ジャーメ・ジャム紙の報道によると、今年のホルダード月初め〔西暦2010年5月下旬〕、ある女性が〔テヘラン州〕シャフリヤールの革命一般検察予審第7課を訪れ、占い師の女を訴えた。
訴えをおこした女性は、詐欺の詳細を説明するなかで、アスガリー・ザーヴィーイェ予審判事に、次のように語った。「一カ月前、ある女性たちのパーティーで、人生を待ち構える将来の出来事について教えてくれるという、ある女と知り合いになりました。何度かこの女性と会った末、私は彼女を信用し、シャフリヤール県の中央区にある彼女の自宅に行きました」。
女性は続けた。「最初に、占い師の女は私のそれまでの人生について言い当て、私を信用させました。私は彼女に、私の将来について教えてほしいと言いました。彼女は私の額の部分を何度か見て、それから水晶玉をじっと眺めて、大声をあげました。『あなたの生活は危険よ。つらい出来事がこの先におこるわ』、と」。
「この話を聞いて、私は彼女に懇願するように、私の将来についてもっと話してくれるようお願いしました。占い師の女は、100万トマーン〔約10万円〕を支払えば、私の将来を予言すると請け合ってくれました。そして私は、次に会ったときに、100万トマーンを支払ってしまいました」。
予言が問題に発展
訴えを起こした女性は続けて、次のように述べた。「占い師の女は、私の旦那が私を裏切り、早晩、別の女と結婚してしまうだろうと主張しました。私が問題の解決方法について女に訊くと、女は文字の彫られた馬蹄や金属片を数点、私に与え、私にそれらを自宅の庭に埋めるよう言いました。女はまた、500万から1500万トマーン〔約50万から150万円〕を、自身が運営する慈善事業に投資するよう、求めてきました。私はそこで、夫から700万トマーン〔約70万円〕を盗み、それを占い師の女に渡してしまいました。一週間後、夫についての女の話にはなんの真実性もないことに気がついた私は、占い師の自宅に行きました。ところが女は、すでに行方をくらましていました」。
〔後略〕
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( 翻訳者:長島太郎 )
( 記事ID:19583 )