航空各社同業者協会の書記は、「アメリカによる一方的な対イラン制裁法の可決を受け、イギリスやドイツ、アラブ首長国連邦の各空港では、先週から現在までイラン機への燃料供給拒否が続いている」と述べた。
メフディー・アリヤーリー氏はISNA(イラン学生通信)との会見で、以下のように続けた。「アメリカ議会がイランに対して〔ガソリンなどの〕燃料関連製品の禁輸を目的とした法律を可決したことにともない、一部の国の空港は木曜日から、イラン機への航空機燃料の供給を行っていない」。
同氏は更に以下のように続けた。「航空機による運輸活動は本来的に国家をまたぐ活動であり、〔この分野での〕対イラン制裁はいかなるものであれ、たとえ国連安保理の制裁であっても、航空機の飛行に関する国際的なルールや人権の基本原則に矛盾するものである。ましてや、一部の国による一方的な制裁など、もってのほかだ〔‥‥〕」。
同書記は更に、「アメリカ政府による一方的な制裁は、国連安保理決議を凌ぐ内容だ。こうした制裁の違法性に鑑み、国際民間航空機関(ICAO)はこの措置を調査対象にすべきである」と強調した。
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( 翻訳者:水谷陣也 )
( 記事ID:19646 )