ホパでイスタンブル・バザール開店
2010年07月11日付 Hurriyet 紙


トルコのグルジア国境沿いにあるアルトゥヴィン県ホパ郡ケマルパシャ市にて、昨日(10日)イスタンブル・バザールが開店した。開店初日、買い物のために約1万5千人のグルジア人が越境し、入国した。

アルトゥヴィン県における初のショッピングセンターであり、トルコ・グルジア間のサルプ国境門から2キロ離れた場所にある「イスタンブル・バザール」のオープニングセレモニーには、ムスタファ・イェムリハルオール・アルトゥヴィン県知事やレヴァン・ヴァルシャロミゼ・アジャリア自治共和国首長も参加した。「イスタンブル・バザール」のオーナーであるクゼイ投資株式会社のオズケマル・テムル取締役は、1千万リラ(約5億8000万円)の投資により建設された「イスタンブル・バザール」によって、国内外の多くのブランドがケマルパシャ市にもたらされたと話し、以下のように続けた。「イスタンブル・バザールによって、この地域の15億ドルに達する商業取引高に対し、年間5千万ドルの伸びを確実にすることを目標としています。イスタンブル・バザールショッピングセンターは、アルトゥヴィン県で初めての、そして唯一のショッピングセンターです。イスタンブル・バザールの狙いは、毎日国境を越えてやってくる1万5千人のグルジア人を迎え入れることです。2万平方メートルの土地に建設され、35店舗が入っているこのショッピングセンターには、300人の雇用が見込まれています」

レヴァン・ヴァルシャロミゼ・アジャリア自治共和国首長も、以下のように発言した。

「20年前には、このような日がくることなど予測さえできませんでした。それほどまでにお互いが遠い存在だったのです。しかし、今日われわれは協力関係にあり、共同の空港もあります。国境門からはビザなしで気軽に行き来できるようになっています。さらに進んで、どうやってパスポートなしで行き来できるようにするかを、現在議論しています。これは確実に実現するでしょう。これを成功させることができれば、2カ国間の繁栄の一助となるでしょう」

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( 翻訳者:指宿美穂 )
( 記事ID:19662 )