「汚染した」玩具が国内に流入:査察庁、関係当局の怠慢を批判
2010年07月05日付 Jam-e Jam 紙

各種の玩具類が国内に流入するようになって以降、製造段階において使用される化学物質が原因で、それらの一部に発がん性があるのではないかとのうわさが流れるようになってすでに久しい。しかし依然として、関係当局からのこれに対する反応というものを耳にしたことはない。そのため、いまだに親御さん達は子供の健康に不安を感じる状況が続いている。

 その一方で、イランの玩具市場に対して十分な監督が行われていないことも、こうした市場の不安を煽る結果を招いている。

 国内の玩具製造業界はいまだ、この業界で使われている最新の知識・技術には疎く、このことが世界で当たり前の品質を、ときにこれっぽっちももたない玩具類が〔海外から〕イランに流入してくる結果をもたらしている。

 文化革命最高評議会は、こうした脅威を感じ取り、このことについての評議会の設立に動き出している。しかし、関係者がこれまで以上に〔この問題に〕関心を払うことは、玩具産業の活況とこれを通じた外貨収入の獲得を〔イランに〕もたらすだけでなく、土着のイスラーム的文化を子供たちに普及させる素地を用意することにもつながるのではないかと期待される。

〔後略〕

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( 翻訳者:塩尻菜穂子 )
( 記事ID:19674 )