首相、クルチダルオールCHP党首と1時間半会見―野党側からの5項目提案
2010年07月15日付 Radikal 紙


レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、テロについて、CHPのケマル・クルチダルオール党首と会談を行なった。

大国民議会-エルドアン首相とCHPのケマル・クルチダルオール党首との間で、長い討論の結果実現した会見が終了した。約一時間半続いた会談に続き、CHPクルチダルオール党首は、記者会見を行なった。

クルチダルオール党首は、首相が党首にテロについての情報を提供し、講じた対策について説明を行い、それに関する(クルチダルオールの)見解を質問したことを述べた。更にクルチダルオールも問題の経済的、社会的側面に関した見解を伝えたと述べ、首相に5つの解決項目を提出したと明らかにした。クルチダルオール党首の首相に対する提案は以下である:

1-民主主義の強化のため、得票率制限を引き下げる
2-特権裁判所の廃止
3-政府が地域へ直接産業プラントを作り、雇用を促進しなくてはいけない
4-生肉・生魚組合を強化し、地域における畜産業を支援すべきであり、地域の論理が優先されなくてはいけない
5-地雷原で地雷の除去作業を行い、土地の無い農民に与えなくてはいけない

クルチダルオール党首は、首相と軍について話し、首相がこの話題については明日皆に会見を行なうと述べ、党首もこの会見を心待ちにしていると述べた。記者の「エルドアンはあなたに不快な思いをさせることはありましたか」という問いに対し、会見で不快な思いにさせる提案はなかったとするクルチダルオール党首は、必要であれば首相ともう一度会談する可能性もあると述べた。

■会見は静かに始まった

CHPクルチダルオール党首は、エルドアン首相を、大国民議会の応接室の入り口で出迎え、握手しながら「ようこそ」と述べた。会談には、国務大臣兼副首相のジェミル・チチェキ、ベシル・アタライ内相とムアメル・ギュレル治安・安全保障担当事務次官と並んでCHPからオンデル・サヴ事務局長、ハック・スハ・オカイ副党首とケマル・アナドル会派代表が参加した。

多くの報道陣が会談を見ていた。エルドアン首相とクルチダルオール党首の握手の映像が欲しい報道陣の間で混乱が起こった。会談は限られたカメラマンが映像を取ることとを許可された。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:19693 )