ヨルダンで「フェイスブックは悪用されれば禁忌」とのイスラーム法的見解
2010年07月15日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ ヨルダンのファトワー「フェイスブック悪用した場合は禁忌」
2010年07月15日付〔クドゥス・アラビー』紙(イギリス)HP1面
【アンマン】
ヨルダンの元総ムフティーであるヌーフ・アリー・サルマーン師は、SNSサイト「フェイスブック」の利用に関して、同サイトが腐敗した目的に悪用された場合にはその利用を禁忌とするイスラーム法的見解(ファトワー)を示した。
ファトワーはヨルダンの各紙に木曜日に掲載された。その中でサルマーン師は、フェイスブックはその他のサイトと同様に中立的なものであり、法的判断はその利用の仕方に応じて決まると述べている。
またサルマーン師は、「許された内容の会話や善行の普及や布教、ニュースの閲覧、有益な対話への参加などに使用する場合、フェイスブックは合法であり何の問題もなく、むしろイスラーム教徒は善行を普及し自分を成長させるのに有益なあらゆる手段を活用することを求められているが、もしも禁じられた内容の会話や腐敗をもたらす目的に悪用された場合は禁忌とみなされる」と付け加えている。
ヨルダン国内でのフェイスブック利用者数は推計で約50万人にのぼると指摘されている。
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( 翻訳者:中島希 )
( 記事ID:19708 )