イギリスの旅行会社倒産、1万8千人のエーゲ海・ツアー客帰国へ
2010年07月17日付 Milliyet 紙

トルコからマルマリス、ダラマン、サルゲルメ、キョイジェイズ、ダトチャ、フェトヒイェそしてギリシャに観光客を送りだしているイギリスの旅行代理店ゴールド・トレイル・ホリデーズが倒産。
ゴールド・トレイル・ホリデーズ社を通して旅行を手配し、現在南エーゲ海を旅行中の1万8000人の観光旅行者らが問題なく帰国できるよう、対策が取られた。南エーゲ海観光ホテル連盟(GETOB)のイルハン・アチュクギョズ会長は「緊急デスクを設けて、観光客が問題なく、トルコから帰国できるように努力しています」と話す。

英民間観光協会の説明によると、ゴールド・トレイル・ホリデーズ社は長い間、経済的な問題があったという。南エーゲ海地方の観光地にあるコンドミニアムやホテルへ、「エコノミーセット」というツアー名で毎年2万人分近い観光客を送り出し、飛行機を手配していたゴールド・トレイル・ホリデーズ社は、昨日深夜に関係各社にファックス文書を送信した。
ゴールド・トレイル・ホリデーズ社の責任者であるオズレム・エルディンチ氏は、署名入りのファックスで、倒産については明言せず、会社が譲渡されたとの情報を伝えてきた。ファックスには次のように記されていた。
「ゴールド・トレイル・ホリデーズ社は、企業としてイギリスを拠点とした旅行代理業務を行ってきましたが、2010年7月16日以降わが社の業務は民間航空会社が引き継ぐことになりました。現在の状況に関し、我々は皆様が逐次情報を得るための便宜を図らねばと考えております。皆様のお問い合わせや対応のため、バトゥムル・ツーリズム・マルマリス支社では通常営業時間内に、全スタッフが業務に当たります。

2010年7月16日以降、ゴールド・トレイル・ホリデーズ社は、宿泊および宿泊料金など現在の旅行代理業務を民間航空会社に引き継ぎ、今後は関与いたしません。
いずれの宿泊料金も同様にバトゥムル・ツーリズム側は関与いたしません。
2010年7月16日以前の宿泊料金に関しては、皆様との連絡手段は設けております。もしくは、英民間観光協会を通してもコンタクトは可能です。
この件に関して、必要な住所情報や連絡先の番号についてはバトゥムル・ツーリズムがサポートいたします。
現在それぞれの施設にご宿泊のお客様の、フライトと旅行業務はバトゥムル・ツーリズムのトルコ代理店では行なっておらず、お受けしかねます。空港への送迎を希望するお客様へは、交通費を地元(観光協会)側がお支払いすることで調整を進めております」

南エーゲ海観光ホテル連盟イルハン・アチュクギョズ会長もこの件に関し会見を開き、1万8000人の観光客が問題なく帰国できるようにするため、必要な措置を取ったと話した。
アチュクギョズ会長は「緊急デスクを設置して、観光客の皆様が問題なく、トルコから出国できるように努力しています。マルマリス、ダトチャ、ダラマン、キョイジェイズ、サルゲルメ、ダルヤンなどの観光地に宿泊している1万8000人分の費用を負担し、飛行機で帰国できるようにいたします。英民間観光会社協会によって支払われるこれらの費用は、現在旅行中の皆さまに適用されます」と話した。また同会長は旅行を続ける観光客らについては最終日まで宿泊可能であると明らかにしたうえで、「旅行が終わったら陸路でダラマン空港まで無料でお送りし、帰国していただきます」と語った。

最後に会長は、ゴールド・トレイル・ホリデーズ社がギリシャへも旅行客を送り出しており、その数は3000人であると述べた。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:19709 )