アンカラへテロ専門の県警部長任命
2010年07月18日付 Zaman 紙

首都アンカラの県警本部長に、ブルサ県警本部長ゼキ・チャタルカヤ氏が任命された。長年テロ対策部門で働いてきたチャタルカヤ氏は、ディヤルバクルでも5年間勤務していた。

「入札に関わる汚職」の容疑で逮捕されたアンカラ県警本部長オルハン・オズデミルにかわって、ブルサ県警本部長ゼキ・チャタルカヤがアンカラ県本部長に任命された。職を解かれたオズデミルは、県警の管理下に置かれた。長年テロ対策部門で働いてきたチャタルカヤ氏は、ブルサの前にはディヤルバクル県警でも勤務していた。ブルサで5年間勤務していたチャタルカヤは、テロ組織PKKの都市部での組織KCKやTMに対する掃討作戦を指揮してきた。

カイセリ共和国検察によって行なわれた入札に関わる汚職事件の捜査で、名前が挙がったオルハン・オズデミル・アンカラ県警本部長が逮捕されたことにひき続き、内務省が1人分の辞令を準備した。アブドッゥラー・ギュル大統領が承認した辞令が昨日官報で発表され、異動になった。辞令によってゼキ・チャタルカヤ・ブルサ県警本部長が首都アンカラの新県警本部長に就任した。

アンカラ県警本部長に任命されたゼキ・チャタルカヤ氏は、テロ対策の専門家であるとして注目されている。イズミルとイスタンブルでテロ対策県警副本部長を務めたチャタルカヤ氏は、ブルサの前にはディヤルバクルで県警本部長を務めた。5年間の在任中には、未解決殺人事件はひとつもなかった。ディヤルバクルで最も有名な彼の実績はというと、分離主義組織PKKの都市部での組織クルディスタン社会連合トルコ議会(KCK/TM)の暗号解読である。チャタルカヤ氏は2009年7月にブルサ県警本部長に任命された。

1956年にカイセリで生まれたゼキ・チャタルカヤ氏は、既婚で3人の子供の父親である。チャタルカヤ氏の長男も警察署長として働いている。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:19717 )