国民投票に「賛成」明言のイェディス市CHP系市長、「離党しても、私はCHP員」
2010年07月27日付 Hurriyet 紙
レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が開いたビンギョル会議に参加し、国民投票で「賛成」票を投じると明言している共和人民党(CHP)のイェディス市長、メフメト・シェリフ・メミオール氏は、自身について党が決定した処遇を尊重すると言い「離党は考えていない。が、たとえ離党したとしてもCHP支持者であることは変わりない」と話した。
エルドアン首相によるビンギョル会議に「イエス」と書かれた帽子を被って参加し、9月12日の国民投票で「賛成」票を投じると明言するメミオール氏は、 DHA記者による電話でのインタビューで、CHPの自身に関する決定を尊重すると話した。メミオール氏は「記者会見を行う予定だったが、体調不良のため行かれなかった。党を辞めることは考えていない。辞めたとしても、私は常にCHP支持者であるつもりだ」と話した。
一方、CHPビンギョル支部で記者会見を開いたセマ・カイガラク党県支部長は、メミオール氏が今日開く予定だった記者会見がキャンセルされたと発表した。カイガラク県支部長は、党の利益を考えたうえで対応するとし、以下のように話した。
「メミオール氏の意見は自身に関するものであり、個人の考えである。氏の個人的な決定にイェディス市民は反発している。他県に住むイェディス出身者が我々にメミオール氏への不満を訴えている。彼の個人的な行動は我々に影響を及ぼすものではない。党本部が出す決定を尊重し、それに従う所存である。大切なのは党本部の決定だ。イェディスの県議会議員であるヒュセイン・ネギュゼル氏とダイミ・コルカン氏もまた、メミオール氏の会議参加や帽子による賛成表明に対し我々に不満をぶつけてきている。」
また、CHP元副党首のオヌル・オイメン氏によるデルスィム事件に関する発言のあとCHPを離れた8人が、今日CHPに復党し再び党章を身につけた。
■ 規律委員会送り
CHP副党首のハック・シュハ・オカイ氏は中央執行委員会の会合のあとに会見をし、メミオール氏(の件)が規律委員会に送られたことを明らかにした。
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( 翻訳者:湯澤芙美 )
( 記事ID:19791 )