政治過熱の夏、首相は激しい野党批判
2010年07月31日付 Radikal 紙

ハタイで市民に語りかけたレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「テロ組織がレシャディイェから、シェムディンリから、チュクルジャから、ドルトゥヨルから攻撃しているとき、野党もそれに呼応してアンカラから動き出している」と述べた。

ハタイで市民に語りかけたレジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、演説の中でハタイのドルトゥヨル郡における攻撃に言及した。エルドアン首相は、以下のように話した。
「ハタイでは、最近、いくつかの不穏な動きが現れつつあります。テロは、今日に至るまで、いかなる野望をも実現できないできました。その結果今はただ、治安部隊を攻撃するだけに満足せず、国民の同胞心に狙いを定めています。警察に銃を向ける人々は反逆者であるが、騒ぎ出す人々も同じくらい反逆者である。若者たちを、町に引き寄せ騒動を起こさせたがっている人々がいる。どうかこうした動きに加わらないでいただきたい。良識を持っていていただきたい。地域の首長たちは、警察たちは、やるべきことをやっています。行政責任者や警察になった気になって、暴力に訴えないでください」

■「野党はテロ組織と同調して動いている」
エルドアン首相は、(ハタイでの)攻撃が行われた時期に着目し、トルコにとって大変重要な決定の前に、一部の者が汚いゲームによって、町々を徴発していると述べ、「テロ組織がレシャディイェから、シェムディンリから、チュクルジャから、ドルトゥヨルから攻撃しているとき、野党はそれに呼応してアンカラから動き出している。BDP(平和民主党)は、良識ある行動を取るよう人々に呼び掛けなければなければならない時、車列を組んで郡に入ろうとしています。皆さんに関係があるかですって、今回の事態をよく考えてください。MHP(民族主義者行動党)は、ドルトゥヨルにおける緊張を機会としてとらえています。CHP(共和人民党)は、この暴動から何をせしめようかと考えている」と語った。

■クルチダルオールへピシャリと厳しい一言
エルドアン首相は、CHPのクルチダルオール党首に対して、以下の言葉で批判した。「CHP党首はマラトゥヤに向かっている。そこで『憲法改正はアンズ(マラトゥヤの特産品)にとって解決策となるのか?』と言っています。さあ、皆さん、アンズのために憲法改正がなされるのですか?政治のリーダーがこのようでいいのでしょうか?彼はオルドゥに行きます。『憲法改正はヘーゼルナッツ(オルドゥの特産品)にとって解決策になるのか?』と言っています。明日、ハタイに来たら、『憲法改正はキュネフェ(トルコの菓子の一種、ハタイの名物)にとって解決策ですか?』と言うでしょう。ハタイのキュネフェから、皆さん、何がわかるというのですか?これらのものらは憲法と料理本を混同しています」

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( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:19853 )