テヘラン西部で起きた男の転落死によって、男が〔人妻との間に〕もっていた「知られざる関係」が明らかとなった。
ジャーメ・ジャム紙によると、土曜日の深夜、テヘラン・ギーシャー地区の団地住民らは〔男性の〕絶叫する声を聞き、慌てて家の外に飛び出した。そして足を踏み入れた団地のパーキングで目にしたのは、車の傍に落下して絶命した若い男の姿だった。そして近所のある女がテラスに立ったまま、その様子を見つめていた。
この事件をうけ、近所の一人がテヘラン110番警察緊急センターに連絡し、事件を通報した。
第137ナスル署の警察官らが事件現場に派遣された。その結果、若い男はあるビルの高所から転落して死亡したことが分かった。
司法と調整した上で、若い男の遺体は検視に運ばれた。捜査官らが団地住民らを取調べた結果、住民らは死亡した男と面識がなかったことを突き止めた。しかし捜査を続けた結果、ある近所の女が犠牲者と顔見知りであることが明らかになった。
こうして、若い女とその夫が捜査継続のために警察署に身柄を移された。主人の男性は供述のなかで警察に、「男は赤の他人であり、知らない。事件の数分前に旅行から帰宅したばかりだった。恐ろしい絶叫を聞いて、気が付くと若い男が転落死していた」と述べた。
密会の自供
捜査官らはこの男性の供述を記録した上で、妻の取調べを行った。若い女は矛盾した供述をしたあと、取調べの続きの中で、死んだ男と知り合いで、密通していたことを告白した。
若い女は供述の中で、「暫らく前に、夫とケンカをした後のことです。赤の他人の男と知り合いになり、関係ができるようになりました。彼はときどき、夫の不在中に自宅に来ました。事件の夜も、夫が家に帰ってこないと確信して、彼を家に招き入れました。ところが真夜中に、夫が帰ってきました。かれは私たちの関係が明るみになることを恐れて、テラスから外へ逃げようとしました。でも転落して、命を落としました」と述べた。
この報告によると、本件はテヘラン刑事検察庁で事件として立件され、若い女は逮捕された。女に対する取調べは今も続いている。
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( 翻訳者:多田直輝 )
( 記事ID:19856 )