エジプト、ラマダーン月中貧しい人々に食料品5万箱を配給
2010年08月05日付 Al-Ahram 紙

■ラマダーン月中貧しい人々に食料品5万箱を配給

2010年08月05日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HP1面

【ハーラ・サイイド】

アリー・アル=ムサイラヒー社会連帯大臣は昨日、保存食品を準備するための中東地域最大の工場をオープンした。これはエジプト食料銀行の傘下におかれ、1200の地域NGOとの協力のもと、ラマダーン月中貧しい人々に1日当たりおよそ5万箱の食料品を配給するためのものである。

エジプト食料銀行専務取締役のラダー・サクル氏は、ラマダーン月の家庭での生活必需品を詰めた箱の配給量を1日当たり100万箱へ増やすことを目指すと述べた。また彼は続けて、配給を必要としている家庭に提供するに最適な食料品の選定を完了したと述べた。加えて、大きなホテルやレストランと協力し1800万食の既成食品を貧しい人々、及びスラムや孤児院、高齢者施設の人々に配給することを発表した。

サクル氏によれば、銀行は、各種小規模プロジェクトから成る開発計画を実施するために幾つかのビジネスマン団体と提携している。孤児の若者たちがワクフ受益者層ではなく生産者層となれるように[職業]訓練を行い、彼らに就労機会を与えることが狙いである。また、ラマダーン用のギフトを詰めたバッグを用意し配布するのに、6000人以上のボランティアが銀行に協力していることを強調した。

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( 翻訳者:石塚慎平 )
( 記事ID:19885 )