■　アズハル、コーランの焚書を呼びかけた牧師を非難

2010年08月13日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HP1面

【カイロ：アラー・ムスタファー・アーミル】

　アズハル最高評議会は、来る9月11日を「世界コーラン焚書デー」にしようとのアメリカの牧師の呼びかけを疑わしいものだとした。

　評議会は「世紀を超えて保持されてきた聖コーランは審判の日まで失われることはない」と述べ、牧師の発言を強く非難し、その呼びかけはイスラーム教とその価値観についての無知、宗教に対する軽蔑、他者への拒絶から来るものだとの見解を示した。

　アズハルのスポークスマンであるムハンマド・リファーア・アル＝タフターウィー氏は、「アズハル総長アフマド・アル＝タイイブ師は、この邪悪な呼びかけに対する非難と糾弾 を行うよう全てのキリスト教会に訴えるとのエジプト福音派教会からの声明文を受けとった」と述べた。

　テリー・ジョーンズ牧師は9.11事件記念日にフロリダの教会の門前で聖コーランを燃やすよう呼びかけている。牧師は、事件の責任はイスラーム教とイスラーム法にあると主張している。

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（ 翻訳者:勝畑冬実 ）
（ 記事ID:19938 )