イスタンブル・チャタルジャにギリシャ・トルコ間の「住民交換博物館」、開設へ
2010年08月14日付 Yeni Safak 紙


イスタンブル2010欧州文化首都(AKB)本部の文化遺産・博物館管理局の取り組みの中で、ローザンヌ住民交換財団とチャタルジャ区自治体が協力し、トルコで初めての「住民交換博物館」を開設する。イスタンブル2010欧州文化首都本部の関係者はこの件に関して実施した会見で、この博物館は、ギリシャ・トルコ間で相互に交換された住民と、彼らの第1、第2、第3世代の親戚のために移住とそれ以前の文化的、民俗的生活の要素を保護し、展示することで、次世代に伝える目的で設立する、と発表した。今年の11月にオープンする予定となっているこの博物館には、オスマン帝国が最後の200年に喪った土地で生活を送り、ローザンヌ条約の住民交換協定の結果、トルコ・ギリシャ間で移住を強いられた人々が、箱の中に入れて手放さずに持っていた衣類や、台所用品、文書、写真といったあらゆる種類の思い出の品々が寄贈されることが明らかにされた。この会見の中で、住民交換以前に、ギリシャ系住民が生活していたチャタルジャ・カレイチ街区の博物館に隣接した広場を「住民交換広場」として新たに建設し、この広場に「住民交換の碑」が建てられることも発表された。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:沓澤実紗子 )
( 記事ID:19943 )