引退間近かバシュブー参謀総長、最後の国家安全保障会議
2010年08月20日付 Yeni Safak 紙


8月30日をもって退役する参謀総長イルケル・バシュブー大将が参加する最後の国家安全保障会議が、昨日(8月19日)、ギュル大統領の主催により、イスタンブルで開催された。同会議は5時間つづき、8月11日に、アッティラ・ウシュク大将にかわり軍警察司令官に任命されたネジデト・オゼル大将は、今回はじめて出席した。会議では、南東アナトリアでのテロとの戦いのほか、最新の中東情勢、イランの核開発問題、ガザへの人道支援物資運搬入中に襲撃されたマーヴィ・マルマラ号問題に関する進展、パキスタンの水害支援などが話し合われた。

■最後の出席となるバシュブー大将に感謝の言葉

会議に出席した会議のメンバーは、これが最後の出席となる参謀総長バシュブー大将に、国家安全保障会議へのこれまでの貢献を感謝し、これからの健康と幸せを記念した。国家安全保障会議事務局によって発表されたメッセージには、次のような述べられた。「我が国の安寧をねらった分離派テロ組織とその支援者に対する闘争を、倦むことなく継続することが確認された。テロ組織とその支援者による平和破壊工作に対し、国民が、これまで同様、一体性と友愛の精神、そして良識をもって行動するであろうこと、そして、この悪の組織がその目的を達することを(わが国民が)決して許さないであろうことを固く信じると強調された。」

■マーヴィ・マルマラ号襲撃事件も議題に

ガザに人道支援物資を運んでいたマーヴィ・マルマラ号に対して行われた襲撃に関する調査の進捗も話しあわれた。そして、国際法をふみにじったこの行為を詳細に検証するため、国内法、また国際法の観点で行われている作業が議論された。水害被害に見舞われたパキスタンに対しトルコが行う支援についても検討され、苦境にたつパキスタン市民に対する支援の継続が発表された。

国家安全保障会議は、7月の通常会議も、7月24日イスタンブルで開催している。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:19989 )