国民投票「賛成」に偏向放送で、高等選挙員会、TRTを取り調べ
2010年08月20日付 Hurriyet 紙
高等選挙委員会の「中立的立場にあることに注意を払わなければ、法的措置がとられるだろう」という警告の後に、アンカラ県共和国報道担当検事がトルコ・ラジオ・テレビ協会(TRT)のイブラヒム・シャーヒン会長と5名の幹部について、9月12日の国民投票に関する偏向放送を行ったとの訴えにもとづき取り調べを始めた。
TRTは2010年7月15, 16, 17, 20日付のニュース番組、「Medya Müfettişi」「Enine Boyuna」「Haber Tadında」という番組とTRT 6で放映されているクルド語の番組で立て続けに国民投票で賛成票を投じる予定の人々がゲスト出演したため、偏向放送を行ったと批判されている。アンカラ県共和国報道担当検事のナディ・チュルカスラン氏が行った取り調べでTRTのイブラヒム・シャーヒン会長を含めた6名の幹部の証言が求められたことが明らかとなった。共和人民党ゾングルダク選出の国会議員、アリ・イフサン・キョクチュルク氏が以前、検察当局に行った刑事告訴によって始められた取り調べは、TRTの組織規程にある「中立的な放送を行う」という条項と高等選挙委員会の第353条にある「報道機関は特定の思想に偏向した報道を行ってはならない」という取り決めの範疇で進められている。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:19993 )