「PKKとの密約を隠すな!」―民族主義者行動党バフチェリ党首の首相攻撃
2010年08月20日付 Milliyet 紙

MHPデヴレト・バフチェリ党首は、バルトゥン県の市営社会施設で行なわれたイフタール(断食明けの食事)での演説でレジェプ・タイイプ・エルドアン首相を厳しく非難した。

バフチェリ党首は演説で、「(クルド問題)民主的解決策」をAKPによる「PKKへの歩み寄り策」だとし、現在の改憲プロセスが、憲法の基礎を憲法の改訂にによって覆そうとするものだと主張した。これがいかに危険であるかと強調するバフチェリ党首は、「(AKPによる)『クルド問題解決』というバカげたことに、憲法による根底を与えないために、この憲法改正に「ノー」と言うことはみんなの国家的業務だ」と述べた。

エルドアン首相が、憲法裁判所と裁判官・検察官高等委員会を構造改革し、自身が最高裁判所により裁かれるのを回避しようとしていると主張するバフチェリ党首は、政権与党の力をすべて使って、必ずや「賛成」派の数を多数にもっていく為に無駄な努力をしていると主張した。バフチェリ党首は以下のように続けた:

「ラマザン月に断食している口からは言えないような言葉を言い「賛成」派のプロパガンダをしている。このMHPのような、存在目的、使命、目的がはっきりした政治政党を、どうしてPKKと横並びにするのか。バカもいいかげんにしろ。そもそもPKKと合意したことをなぜ隠しているのか。(PKKの)カンディル・キャンプから次のような話が聞こえてくる。「直接交渉が行われた、4日で合意に達した。イムラル島(にいるオジャラン終身刑囚)とも合意した」と。これをなぜ首相は公表しないのか?誰がイムラル島にいる奴と面会した?何について話した?どの話題について同意したのか?これらに注意しなくてはならない」

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:19994 )