クルチダルオールCHP党首の東部遊説でプロテストと混乱
2010年08月25日付 Radikal 紙

ヴァン県で約200人が参加した集会で、警官1500人が警護に当たった。

共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、同党のヴァン県支部が主催した集会で市民の大きな反発を受けた。

ヴァン県ベシュヨルで開催された集会の最中、県庁の前に集まった集団は演説しているクルチダルオール党首に野次を浴びせた。しばらくの間「くたばれCHP」と書かれたスローガンを掲げた集団は、警察の介入を受け解散した。時々Vサインをかざしていた集団は、再三の警告にもかかわらず解散しなかったため、警察はスローガンを掲げていた覆面の子どもを拘束した。

■30年間何をしてきたのか
クルチダルオール党首は演説でこのように述べた。「レジェプ・ベイ(エルドアン首相)はこのように語った、あなた方は与党ではなかった、と。確かに我々は単独与党ではなかった。私はヴァン県の同胞に問いたい、我々が与党ではなかったとすると、誰が30年間与党だったのか。30年間誰がこの流血を止められなかったのか。自分の身の振りを見てみなさい。あなた方は30年間何をしてきたのか。我々はあなた方に約束する、我々は暴力を阻むつもりだ。レジェプ・ベイは『愛しなさい、さもなければ出て行きなさい』と述べた。我々はこんなことを言っただろうか。このように述べたのはこの国の首相だ。あなた方は問うつもりはないのだろうか、一体何様のつもりで、一国の国民に愛しなさい、さもなければ出て行きなさいと言うのか」

■厳重な警備措置
約200人が参加した集会では、昨日(23日)のレジェプ・タイイプ・エルドアン首相の集会のために県外から集まった警察官を含め総勢1500人の警官が警護に当たった。ヴァン・フェリト・メレン空港から集会場所までの約7キロメートルの道のりに、左右両側に50メートル間隔で一人ずつ警官が待機しているのが見られた。クルチダルオール党首は、集会後も同様に厳重な警備体制の下で空港に向かい、空港で警察署長らに謝辞を述べたことがわかった。

■バイカル前党首に対し卵を投げつける
4月2日には、共和人民党(CHP)県支部会議に出席していたデニズ・バイカル前党首が、ある集団から石や卵を投げつけられる襲撃を受け、内務省から指令を受け2人の文民視察官が捜査を行った結果、警備体制の不備があったという理由でシュクリュ・ラフェト元県警察署長についてヴェン県共和国主席検事に刑事告発していた。

■バトマンで謝罪
共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、ヴァン県からバトマン県に移動した。クルチダルオール党首はここで「バトマン県における我々への支持票は少ない。なぜならば、我々はここを訪れて皆さんの問題に耳を傾けなかったからだ」と告白した。

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( 翻訳者:三上真人 )
( 記事ID:20021 )