■直接交渉開始の場所に関する話は時期尚早である
2010年08月18日付『アル=アハラーム』HP1面
エジプト外務省公式報道官のフサーム・ザキー氏は、パレスチナ・イスラエル間の直接交渉を開始する場所について話すには今は時期尚早である、と明言した。
またザキー報道官は、カイロで直接交渉を開始するのでは、といくつかのメディアで取り沙汰されている件に関してコメントして、「直接交渉を開始するのであれば、アメリカ合衆国か中東地域であるかにかかわらず、交渉を始める場所が必要となるが、その場所について明確に話すには時期尚早である」と述べた。
さらにザキー報道官は、「中東和平カルテット[米・国連・EU・露]が交渉開始の前提事項への言及を含む声明を発表したことは、現在の行き詰まり状態からの適切で良い脱出路になるとエジプトは見ている」と付け加えた。
そしてザキー報道官は、直接交渉を再開するための努力に悪影響を及ぼしかねないようなメディア向けの声明は避ける必要があると指摘した。
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( 翻訳者:大橋泰斗 )
( 記事ID:20022 )