チチェキ副首相、問題発言「アルメニア・テロはPKKテロに合流している」
2010年08月21日付 Radikal 紙
アルメニア・テロ問題がひと段落し、今やクルド労働者党(PKK)テロ問題に目が向けられていると話すジェミル・チチェキ副首相は、「テロリストの一部が『割礼の儀式を受けていない』(ムスリムでない)ことは多くを語っています」と述べた。
ジェミル・チチェキ副首相は、ザフェル・チャーラヤン国務相と共に、オスティム工業団地の管理ビルで実業家たちと一堂に会した。
チチェキ副首相はそこで見解を述べる中で、トルコ南東部アナトリア・プロジェクトについて触れ、このプロジェクトをもって300万8000人の雇用機会が有り得ると言い、テロ対策として3千億万円が使われていることも強調した。
チチェキ副首相は、「10のトルコ南東部プロジェクトを進めるだけの予算は、この国の統一性、平和、まとまりを維持するという名目で、過去に使われ、今も使われ続けています。ある人が立ち上がるとき、同時に何かを踏み台にしているということになります。このように踏み台にする行為が複数であるとき、この者たちが国を放置し、発展を妨げ、内向的にさせ、内戦を起こすために使う武器や道具の名こそ、テロと言うのです」と述べた。
チチェキ副首相は、トルコは40年近くの間テロ問題に関わってきたと言い、「1980年以前はイデオロギー的なテロ、以後は右派と左派のテロ…。アルメニア・テロだけでなく、アルメニア・テロとクルド労働者党(PKK)テロとの間には密接な関係があり、これらは切っても切り離せません。アルメニア・テロ問題がひと段落し、今度はPKKテロ問題に目が向けられました。そもそも、こんなことを言うのは失礼かもしれませんが、テロリストの一部が『割礼の儀式を受けていない』(ムスリムでない)ことは、多くを語っています。つまりこれは、噂でもなんでもなく、我々は誰がどういう人物なのかよくわかっているのです」と話した。
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( 翻訳者:津久井優 )
( 記事ID:20024 )