至福党のイフタール(断食明け)の食事会で、内紛
2010年08月22日付 Yeni Safak 紙
■イフタールの食事会で内紛
至福党内では騒動が終わらない。任意会議から続く緊張が昨日(8月20日)再び高まった。
党が主催したイフタールで騒ぎを引き起こしたのはエルバカン派であった。
至福党のイフタールで、ミッリー・ギョルシュ(国民的視座)の主導者ネジメッティン・エルバカンの支持者らが騒ぎを起こした。
事件は、イスタンブル・ウォウ・ホテルでの至福党主催のイフタールでおこった。
情報によれば、党主催のイフタール開始前、ホテル正面に集合したグループが「ヌマン(現至福党党首)は退任を。師(エルバカン)への忠誠は我々にとって名誉あることだ。エルバカンがどこへ行こうと私たちは着いていきます」というスローガンを掲げた。
■車両に蹴りなど
同グループはイフタールにやってきた車両を蹴るなどした。イフタールの招待客らは、同グループがレッドカードとホイッスルとを使用して自らの主張を続ける中、サロンに入っていった。サロンでコーランの言葉が詠まれている間、あるテーブルで始まった口論は短時間でサロンの一画にまで広がった。「ヌマンは辞任を」とスローガンを掲げたグループを、党員らは制止できなかった。
「コーラン朗誦の最中である、恥を知れ」という非難にもかかわらず、同グループは主張をやめなかった。
■50人のメンバーが集結
エルバカンがイフタールのために送ったメッセージが読みあげられた。メッセージが読みあげられるとすぐに、『ムジャーヒド・エルバカン(訳注:ムジャーヒドはイスラムのために闘う人を指す)』というスローガンが掲げられ、50人近いグループがサロンの中央に集まった。
エルバカンの支持者らは、「ヌマンは退任せよ。裏切り者には、去るより他に道はない」というスローガンを掲げ、騒動はサロン全体に広がった。この騒動でテーブルはひっくり返り、事件を目撃した記者らにも被害が出た。主張を繰り返していたグループに対し警官が介入する中、プログラム終了のアナウンスが流れた。
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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:20033 )