バイラム初日、政治リーダーたちの一日
2010年09月10日付 Zaman 紙


ラマザンバイラムの初日、政治リーダーたちは市民と交流した。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、バイラムの礼拝の後に、イスタンブルのあらゆる場所を訪ね、国民投票で「イエス」の票を投じるよう国民に呼びかけた。共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首はというと、アタテュルク廟を訪れ、アタテュルクとイスメト・イノニュの墓に花輪を供えた。

ラマザンバイラムの初日は、アブドゥッラー・ギュル大統領と政治リーダーたちにとって非常に忙しい日となった。ギュル大統領は、バイラムの礼拝をエミルガンモスクで行った。礼拝の出口では市民たちとバイラムの挨拶を交わした。エルドアン首相は、バイラムの礼拝をスルタンベイリ中央モスクで行った。エルドアン首相は、ラマザンの礼拝のために朝早い時間からウスキュダルの家を出発し、スルタンベイリ中央モスクへやってきた。エルドアン首相に、イスタンブル広域市のカーディル・トプバシュ市長も合流した。礼拝の後、市民とバイラムの挨拶を交わしたエルドアン首相は、党が用意したバスに乗り込む際、国民投票のために、スルタンベイリ住民に向かって「イエス」と投じるよう呼びかけた。

首相はここからウムラニエへと向かった。アレムダー通りで演説を行ったエルドアン首相は、「我々はあなたたちのために働いているのだ。我々はあなたがたの下僕である。(政権を取って以来)このように認識してきた」と話した。エルドアンは、国民投票日直前の3日がとても重要であること、トルコの歴史的ターニングポイントであると話した。エルドアンの3つ目の訪問先はアタシェヒルだった。ここでは党のバスの中からあいさつをしたエルドアンは、キュチュクバッカルキョイ広場で演説を行った。その後はペンディキで市民と交流した。

共和人民党(CHP)のクルチダルオール党首はというと、ラマザンバイラムの初日を結党87周年のお祝いで過ごした。ケマル・クルチダルオール党首と共に党の有力者たちは、朝からアタテュルク廟でアタテュルクとイスメト・イノニュの墓を訪れた。その後、トルコ国軍(TSK)療養センターでリハビリに取り組む軍人らと一堂に会した。他のリーダーたちは各地のモスクでバイラムの礼拝をおこなう一方で、クルチダルオール党首はバイラムを家で過ごすことにした。

民族主義者行動党(MHP)のバフチェリ党首は、バイラムの礼拝をアンカラガーズィ地区中央モスクで行った。バフチェリ党首は、モスクの入り口で、ある子供から皮革にボズクルト(灰色の狼)が刺しゅうされたものをプレゼントされた。二年間これをどうにかバフチェリ党首へ渡そうと思っていたと語る子供は、バフチェリの手にキスをした。礼拝の後、市民とバイラムの挨拶を交わしたバフチェリ党首は、亡きアルパルスラン・トゥルケシュ氏の墓を訪れた。ここで、党員とバイラムの挨拶を交わしたバフチェリ党首は、読み上げられたコーランに耳を傾けていた。バフチェリ党首は、訪問の後、チャイを飲んだ。

バイラムの礼拝をスルタンアフメトモスクで行った至福党(SP)のヌマン・クルトゥルムシュ党首は、モスクの出口で記者に短いコメントを残した。クルトゥルムシュ党首は、すべてのイスラム世界にとって素晴らしいバイラムとなりますように、と祈った。バイラムの礼拝の後、9月12日に国民投票があることに触れたクルトゥルムシュ党首は、「9月12日の夜、トルコが『イエス』と言い、民主主義にさらなる新しい扉が開き、もっと平和で信頼のおける国家になる」と話した。

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( 翻訳者:近岡由紀 )
( 記事ID:20125 )