アメリカの教会がコーランを燃やすと宣言、非難が巻き起こる
2010年09月08日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ホワイトハウスは懸念を表明、ぺトレイアス司令官はアフガン駐留米軍にとって深刻な脅威となるとの認識、アラブ世界や国際社会からの批判が起こる
■アメリカ政府は、アメリカの教会がコーランを燃やすと決意したことを受けて、同国施設への攻撃を懸念

2010年09月08日付『クドゥス・アラビー』紙HP1面

【世界各国の首都:通信各社】

 アメリカのあるバプテスト教会が次の土曜日にコーラン本を燃やす決意であると発表したことに対して、イスラーム諸国でも西洋諸国でも等しく非難が巻き起こっている。ホワイトハウスは火曜日、アメリカの教会が今月9月の11日にコーランを燃やすよう呼びかけたことに対する懸念を発表した。

 ホワイトハウスのロバート・ギブス報道官は、「この呼び掛けによってアメリカ軍の兵士たちは危険な状態に置かれる。この種の動きはいかなるものであれ我が軍の兵士たちを危険にさらすのであり、米政権にとって不安の種である」と述べた。

 フロリダ州南東部のゲインズビルにあるバプテスト教会(Dove World Outreach Center)は、2001年9月11日の同時多発テロ事件から9年目の追悼日である土曜日に、公衆の面前でコーラン本を燃やすことを計画している。

 月曜日に駐アフガニスタン米軍のデイヴィッド・ペトレイアス司令官は、「コーランが燃やされた場合に起こり得る反応について強い懸念を抱いている」「そのようなことが起こった場合、アフガニスタン駐留の軍と兵士全体が一度に危険にさらされることになり得る」と語った。

(後略)

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( 翻訳者:大橋泰斗 )
( 記事ID:20172 )