サヴ事務局長vs.バイカル元党首、共和人民党に不協和音
2010年09月17日付 Zaman 紙
共和人民党(CHP)のオンデル・サヴ事務局長は、デニズ・バイカル元党首の(党首選出のための)党大会招集の要求について「空想的で個人的な野心によるもの」とコメントした。バイカル氏はサヴ氏について、自身の立場が脅かされることを恐れていると非難した。
サヴ氏は、コンイェヴィ・エトリ・エキメキ・サロンで昼食を取ったのち、報道関係者による政策に関する質問に回答した。サヴ氏は、国民投票キャンペーンが成功に終わったことや党の全ての機関が機械の一部分のように一貫性のある働きをして将来に向けた準備に従事していることを述べた。党大会という空想につきあう状態ではないと述べるサヴ氏は、「党大会を行いたい者や招集したい者は、党則や政党法を読んでください」と述べた。
サヴ氏は、CHPのデニズ・バイカル元党首が党大会を望んでいることについて、「空想的で個人的な野心によるもの」とコメントした。
CHPのオンデル・サヴ事務局長は、その後に出演したNTVの生放送でも次のように説明した。「最近の(バイカル氏の)発言は個人的な野心によるものだと捉えている、これに加えて我々はCHP執行部として1つの機械のかみ合った歯車のように働き、将来に備えて迅速に準備するのに忙しい。この他に我々が取り組むべきことは何もない、党大会という空想につきあうつもりもない。まして誰かに言う言葉など何もない、とりわけCHPにおいて過去に残してきた10年に関してコメントすることは差し控えたい。
党則は、2008年の12月21日に変更され、5月22日の党大会でさらなる変更は行われなかった。現在も行われていない。そして私は党則の変更を阻んではいない。
(バイカル氏が、「CHPはクルチダルオール党首と、サヴ事務局長という、2つの鍵を回さなければ開かない<箱>になってしまった。」と述べたことに対し、)今日、(CHPには)100個ほどの鍵があるようだが、それが誰のところにあるかは分からない。コレクターにでも聞いてください。
親愛なるバイカル氏がスターのような物言いで何を述べたのかは理解できなかった。もっともCHPで職務が与えられると、皆がスターになってしまうのだが、バイカルさん、心を広く持ちなさい」。
■バイカル元党首:非難している者に注意
CHPのデニズ・バイカル元党首は、言及が必要だと感じた全てのことを党の責任のもとで言ったと述べた。
アンカラからアンタリヤを訪れたデニズ・バイカル元党首は、アンタリヤ空港で新聞記者らに行った会見で、CHPの指導者らの党大会についての最近の説明についてコメントした。バイカル氏は、「言及が必要だと感じた全てのことを党の責任感のもと述べた。自身の立場が脅かされることを恐れる一部の人はこの提案に対して非難するコメントをしている。私は言うべきことは全て言った。私の言葉を注意深くとらえれば、全てこの中にある」と述べた。
ムスタファ・アカイドゥン広域都市市長、CHPのオゼル・ウルケン県代表、CHPのアンタリヤの国会議員であるヒュスニュ・チョルル氏とその他の国会議員らがアンタリヤ空港でバイカル氏を出迎えた。バイカル氏は、国会議員らと約1時間VIPサロンで会談をした。
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( 翻訳者:小松裕美子 )
( 記事ID:20190 )