キャンセルされた副首相とデミルタシュBDP党首会談、議題は「停戦」だった
2010年09月18日付 Milliyet 紙


ハッキャーリで起きた爆発事件の視察中のデミルタシュ平和民主党(BDP)党首は、ジェミル・チチェキ副首相と行われる予定だったが爆発攻撃のためキャンセルされた会談で停戦について議論される予定だったことを明らかにした。

BDPのセラハッティン・デミルタシュ党首は、ジェミル・チチェキ副首相と行われる予定だったものの、ハッキャーリで9人が死亡した地雷攻撃のため中止された会談に関して、「和平交渉と停戦について話し合う予定だった」と述べ、攻撃されたゲチトゥリ村で捜査を行った。デミルタシュ党首とギュルタン・クシャナクを長とするBDP視察団は今朝アンカラからヴァンへ向かい、午後ゲチトゥリ村に到着した。委員会は、爆発が起きた通りで視察を行い村人から情報を収集した。

デミルタシュ党首は爆発が起きた場所で会見を開き、攻撃に関連して軍警察諜報テロ対策局(JİTEM)と反ゲリラの関与の可能性を示した。視察団は、ゲチトゥリ村に建てた献花テントで、遺族と会い哀悼の意を伝えた。民主市民会議の共同議長のアイセル・トゥールク元ディヤルバクル議員も今回の攻撃を非難し、政府に事件解明に努めるよう訴えた。トゥールク元議員は次のように話している。「今回の事件は9月20日に終了する停戦過程を放棄させる行動だ。政府が殺害の権限を与えた組織の手によるものである」


デミルタシュ党首も平和への努力が続いている時期に大量殺人を目的とすることが起こっていると述べ、現場へ検察官が来る前に政府機関が攻撃はクルド労働者党(PKK)によって行われたと発表し、事件の真相を隠蔽しようとしたと主張した。

デミルタシュ党首は、チチェキ副首相とサードゥッラー・エルギン法務大臣と行われる予定だった会談が9人が死亡した爆発の為キャンセルされたことに関しミリイェット紙に話してくれた。デミルタシュは要約すると次のように語った。

面と向かって話したかった

「我々の根本的な目的はこの時期に喫緊の要求である軍事行動の中止と停戦の延長だった。このため政治家として我々は何が出来るか、政府はこれについて何を考えるか、永久の平和の為の計画は何かあるか、どんなアイディアがあるか。今後の具体的な打開案はあるのか。新憲法制定に関して政府は行動しているのか。このことを面と向かって話したかった」

デミルタシュ党首は会談の提案が誰から来たかという質問に対して次のように答えた。「私が報道陣に対して行った会見があった。『平和の到来のため、新憲法について討論するため平和民主党は政府と会談する準備がある』と。政府は我々の会見を招待として受け止め、『予定が多いので首相は都合がつかない。ジェミル・チチェキ副首相と会談が可能である』と伝えてきた。我々も『可能だ』と述べた」

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( 翻訳者:熊谷沙織 )
( 記事ID:20196 )