■英語による南スーダン国歌
2010年09月17日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HP1面
南スーダンの国歌として選ばれたのは英語による歌詞だった。これは南スーダンの北部からの分離独立が避けがたいことを示す一歩である。
この分離独立は〔住民投票の実施が予定されている〕来る1月9日に行なわれるとの見通しがあり、そこでジュバを首都とする南スーダン政府は、一ヶ月以上前から同地の詩人らに対し公募を行い、人々から寄せられた94作品の中のひとつが国歌として選ばれたことを発表した。南スーダン国歌の選考にあたったジョゼフ・アブーク芸術委員会委員長は、「選ばれた歌詞は、南スーダンとアビエ地区の名が盛り込まれており、作詞は英語でなされている」と述べ、「南スーダンの土地の魅力、つまり、エデンの園、力強い労働者の働く乳と蜜の流れる土地、ナイルと山と森の織りなす土地、世界の文明の故郷を歌い上げるものである」と述べた。また、国歌は、南部の住民を「屈強な戦士達、自由や正義ならびに南部の土地を守るために百万もの血を流してきた兵士達」と描写しているという。さらに同委員長は、「ジュバの国歌は、『主よ、南部の土地を祝福したまえ』という呼びかけで締めくくられている」と指摘した。
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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:20206 )