ユルケル傘下のゴディヴァ・チョコレート、中国市場へ進出
2010年09月23日付 Zaman 紙

世界的に有名なベルギーのチョコレートブランドのゴディヴァが、ユルケルの支援により中国市場への参入を成功させた。ゴディヴァは、トルコの大手菓子会社であるユルケルをも傘下におくユルドゥズ財閥によって、2年半前に買収されている。

ゴディヴァ・チョコレートの最高経営責任者(CEO)であるジム・ゴールドマン氏は、以前の株主(=キャンベル)の主な分野がスープ事業であったため、ゴディヴァを世界へ開けなかったとのべ、、新しい株主であるユルケルから受けた経営戦略と支援によって、短期間で中国を含む多くの国へ進出したと述べた。


毎月行われる“CEOクラブ”の会議のためにイスタンブルへ来たゴールドマン氏は、“新しいトルコのロクム(トルコ菓子)”とも呼ばれるゴディヴァのサクセスストーリーを語った。また、ユルドゥズ財閥によって買収されたのちの同メーカーの発展に関するプレゼンも行った。

ゴールドマン氏はプレゼンで、新しい資本主から受けた支援について言及し、経営に関しては特に財閥の取締役会会長であるムラト・ユルケル氏からうけた積極的な支援に感謝した。以前の株主キャンベルの主な分野がスープであったとするゴールドマン氏は以下のように述べた。「キャンベルは、ゴディヴァの海外展開のために必要な投資をしなかった。しかしユルドゥズ財閥は、グローバル規模で非常に理想的な成長目標を掲げている。それゆえに多くの国への参入を決めた。去年、中国で初めての店舗を上海で開店させたばかりだ。まもなく初めてのゴディバカフェを上海に開く。」

ゴディヴァがこの分野で世界的なリーダーとなりつつあるとのべるゴールドマン氏は、最高級チョコレート分野でトップに立ちたいとし、すでに製品を60ケ国で販売していると述べた。さらに、過去2年半で非常に大きな成功を収めたとし、「我々のすべきことはまだまだ沢山あるが、全世界で二桁成長を続けている。収益も日々増えている」と話した。ゴディバとして、先日イスタンブルで新店舗を開店したというジム・ゴールドマン氏は、「この店舗は今までに世界で作られた店のうち、最も美しい店だ」とのべた。

先日ハラール認定を取得したことを発表したゴールドマン氏は、2年半でムラト・ユルケル氏から非常に多くのことを学んだと述べ、「成功のカギは互いの信頼と尊敬である。ゴディヴァはユルケル氏とユルドゥズ財閥から大きな援助を受けた。「トルコのロクム」とされていることを誇りに思う」と話した。

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( 翻訳者:廣瀬彩乃 )
( 記事ID:20228 )