カイロ、住宅地に水道メーター60万個を設置
2010年09月18日付 Al-Ahram 紙

■カイロ水道会社が住宅に水道メーターを60万個提供、設置も行う

2010年09月18日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HPエジプト国内面

【アブドゥルハーディー・タンマーム】

 カイロ県のアブドゥルアズィーム・ワズィール知事は、飲料用水道水の消費を適切に監督するため、住居に水道メーターを設置する計画を早急に実施し、一括概算請求[制度]を撤廃するよう要請した。これによって、[カイロ]県民と水道会社の争いは終結し、住宅地新築の際には区画内に水道メーターの場所を確保するよう技術コンサルタント事務所が指導することが義務付けられる。

 カイロ水道会社のムハンマド・アブドゥッラフマーン社長は、「県民がメーター設置を申請し、475エジプトポンドを支払った後、すぐさま我が社は住宅用メーターを60万個以上提供した。加えて、会社による新しい独自のサービスも提供された。つまり、我が社による計測が行われた後、すぐさま新しい配管部品を購入し、我が社の技術者が配管工事とメーター設置業務を行った。[この費用は、]市場価格より約40%安く、利子なしの12カ月ローンも可能である」と説明した。

 また、同社長によれば、[エジプト]上下水道公社のアブドゥルカウィー・ハリーファ社長は、新たな政策を開始することに同意した。新政策よって、一括概算請求は廃止され、累積した水道代については経済状況を考慮した見直しが行われる。また、県民に配慮しつつ滞納分を徴収する便宜を図ることで県民と[カイロ水道]会社の対立を終わらせることができる。

 さらに、同社長は「一括見積もりを廃止し公正さを実現することにより、実際に使用した分のみの水道代の支払いを県民に促すことができる。メーターの供給は県民と我が社の和解につながる」と語った。

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( 翻訳者:桑原奈緒子 )
( 記事ID:20229 )