トルコ自動車工業株式会社(TOFAŞ)のブルサ工場で生産されている新型フィアットDobloが、「国際年間最優秀商用車賞」に選出された。

「2011年国際最優秀商用車賞」は、商用車関係の専門家と24カ国、24人のャーナリストで構成された「Van of the Year」審査員によって選ばれる。
今回新型フィアットDobloが獲得した賞は、Fiatの軽商用車部門最高責任者（CEO）兼国際事業部経営責任者Lorenzo Sistino氏が、第63回ハノーヴァー商用車モーターショーで受け取った。

■6万台受注

トルコ自動車工業株式会社のアリ・パンドゥル最高経営責任者（CEO）は今回の受賞に関し、ブルサ工場で生産された新型フィアットDobloは、有能なトルコ人労働力及び高い技術力を結集したものであり、その成功は世界的な賞を受賞することでさらなる栄誉を与えられることになった、と述べた。

パンドゥル氏は、「ヨーロッパで短期間に6万台以上の受注を受け、トルコの輸出に大きな貢献をすることとなり、またトルコで15,000人近いユーザーが最初に選ぶのがこの新型フィアットDobloであり、この車が獲得した国際的な賞は、加えて自動車産業におけるトルコの努力や、力そしてセンスが成熟したこと立証するものでもある」と語った。

■トルコ自動車工業株式会社、力を示す

パンドゥル社長は、今までのフィアットDobloの開発と生産、それは10年以上もの長い年月をかけたものであるが、そうした開発と生産を続けた中で最も喜ばしい日となっただけでなく、トルコから世界へ輸出するというその誇りを胸に携えたトルコ自動車工業株式会社7千人以上の従業員にとっても最も喜ばしい日となったと述べ、
「国際的な賞の受賞は、フィアットの全世界における軽商用車の生産基地として位置づけられたトルコ及びトルコ自動車工業株式会社の力を世界に示すこととなった」と述べた。

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（ 翻訳者:有田　潤 ）
（ 記事ID:20234 )