マドンナ、女子割礼に反対するエジプトの少女を支持
2010年09月24日付 Al-Ahram 紙

■ファラジュッラー村の少女たちが、女子割礼に反対

2010年09月24日付『アル=アハラーム』紙(エジプト)HP家庭面
【ナハーダ・サーリフ】

 マドンナはミニヤ県のファラジュッラー村の人々に対し、「あらゆる宗教は女子割礼に反対している。教会やモスク、医療協会、学校も割礼反対を支持しているのだから」と確信を持って言葉を贈り、同村のある少女に対する支持を表明した。

 [この言葉により]、この少女を含めた村の少女達は、自らの権利と正しい宗教とは何かを理解した。女子割礼に対して「ノー」と表明したのは、マドンナただ一人というわけではなく、同様の意見を表明した女性は多数存在した。またこうした反対が表明されたのは、過去6年にわたってミニヤ県の開発に取り組んだ「生活向上協会」の努力の賜物であった。同協会はファラジュッラー村近隣の村落一帯(ダワーディーヤ村、アズバト・ワブール村、サワーダ村)で、女子割礼に反対する啓蒙活動を指導してきた。

 この活動の主要な目的は、少女を身体的侵害から保護することであった。この目的を実現するため、これら村々において、その文化や物の考え方を変えるために数多くの試みがなされた。こうした試みは、コミュニティの個々人の能力向上を図り、村に存在するあらゆる[人的]資源を活用しながら実行され、コミュニティに対して最も影響力を有する人々、つまりキリスト教・イスラム教の聖職者、小学校の男性・女性教員、コミュニティの代表者、各村の長老、市町村議会の議員といった人々を対象としたセミナーや研修が開催された。

(後略)

(本記事はAsahi中東マガジンでも紹介されています。)

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( 翻訳者:勝畑冬実 )
( 記事ID:20244 )