バハレーン政府、近隣諸国の人権活動家達を「好ましくない人物」とみなす
2010年09月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■バハレーン政府、近隣諸国の人権活動家達を「好ましくない人物」とみなす

2010年09月24日付『クドゥス・アラビー』紙(イギリス)HP1面

【マナーマ】

 バハレーンの政府高官は木曜日[23日]、「アラブ系の人権活動家グループが、国内の人権団体『バハレーン人権協会』によって開かれた未認可の研修や研究会を受講したことから、彼らは我が国にとって『好ましくない人物』となった」と発表した。

 バハレーン内務省は、「内務省は、バハレーン人権協会によって同国内で秘密裏に開かれた未認可の研究会や研修プログラムを受講した近隣諸国の者(人数は言及なし)に対して、法的な措置を採るつもりである」と述べた。

 また同省は、「現在我が国では、『好ましくない人物』とされるこれらの研修受講者に対する特別捜査を完了した」と明らかにしながら、「バハレーン王国は、同胞であり、友人でもある国々の全ての国民を歓迎するが、それは彼らが我が国で施行されている法律を遵守し、この歓迎を悪用して我が国や彼らの国を貶めるような違反に手染めない場合に限る」と強調した。

 バハレーン政府は、同協会に対し「政府転覆の陰謀を支援した」と非難を向け、今月初頭から同協会を行政上の監視下に置いていた。

 一方、バハレーン人権協会は、「テロ組織」と称される者に対して現在実施されている取締り強化を批判したことから、ここ数週間報道の的となっていた。

 ファーティマ・アル=ベルーシ社会開発相は、「バハレーン人権協会に対して社会開発省が採った最近の措置は、何年も前から干渉を受けることもなく行っている彼らの活動を妨げるものではない。ひとえに、同協会が我が国で施行されている法律に対する非常に大きな運営上の違反を犯したことによるものだ」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:神田春奈 )
( 記事ID:20272 )