アルトゥクル大学から刊行された学術雑誌にクルド語論文が掲載された。
マルディン・アルトゥクル大学・社会科学系研究科が手がけた「Mukkadime」という雑誌が刊行された。この雑誌にはクルド語論文を含め、12の学術論文が掲載されている。
イブラヒム・オズジョシャル社会科学系研究科科長は、大学のビジョンと目標における重要な活動のうちの一つが学術雑誌の刊行であると述べた。
雑誌によって新しい学術的伝統と新しいタイプの学者を作り出すことを目標としていているが、その目標の何分目までを実現したかはまだ分からないと述べるオズジョシャル科長は次のように続けた。
「しかしながら、この刊行により、いくつかの問題を乗り越えたことは明らかだ。雑誌の中身からも分かるように、中東の学術界にとって重大な障害であった言語の問題を解決するという意味では、我々は最初の試みを行った。固定観念とこれまでの制限から抜け出すことができた。トルコ語と英語、アラビア語、ペルシャ語、そしてクルド語の要約を載せることで、雑誌の中の少なくとも要約だけでも中東全域に届けたかった。トルコで初めて、大学の学術雑誌で全文クルド語で書かれた論文が刊行されたことは、我々がこれまでの限界を超えたと考えるもう一つの点である。この創刊号を、いくつかの初挑戦を実現させた喜びとともに、世に送り出します。」
オズジョシャル科長は2,000部印刷されたこの雑誌をトルコの全大学とイラク、シリア、欧州のクルド語教育が行われている大学へ送付する予定だと付け加えた。
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( 翻訳者:永井ひとみ )
( 記事ID:20283 )