「最も勇気ある大統領発言」-BDP、国会開会式でのギュル演説を評価
2010年10月01日付 Radikal 紙

アブドゥッラー・ギュル大統領が新法制年度のために行った演説を平和民主党(BDP)は「トルコ共和国の大統領が今日までに行った中で最も勇気ある演説」と述べた。

共和人民党(CHP)のケマル・クルチダルオール党首は、アブドゥッラー・ギュル大統領がトルコ大国民議会の第23議会期の第5法制年度の開会式で行った演説に関する評価は後で行うと述べた。クルチダルオール党首は、大統領の演説の後にトルコ大国民議会の舞台裏で新聞記者らにコメントを求められると、「後で行います。今はコメントしません」と答えた。

BDPのセラハッティン・デミルタシュ党首は大統領の演説を「トルコ共和国の大統領が今日までに行った中で最も勇気ある演説である」と述べた。

デミルタシュ党首は、ギュル大統領の演説は期待に完全に応えてはいなかったと述べ、次のように続けた:「しかしこの条件下でこの問題に対してこのように明確に言及したことは個人的に肯定的に受け止めています。大統領閣下が国会の開会式でトルコの主要な問題に展望を示したことや、トルコ大国民議会に勇気ある提案をしたことは我々にとっては意義深いことです。もちろん党として改めて演説を論評します。我が党や野党に向けてのメッセージはありますが、より重大にメッセージを受け取らなくてはならないのは現政権です。新憲法やクルド問題を対話によって民主的な環境のもとで解決すること、新憲法の延期...。これらは政府に対するメッセージです。特に選挙における得票率足切り最低ライン...。政権はこのメッセージが正しいと認識するならば、肯定的な結果を生んだことになります。我々は大統領閣下の演説を肯定的に評価しています。」

■ バイカルは演説中に好意的表現あり

共和人民党(CHP)のデニズ・バイカル前党首は、ギュル大統領の演説を「驚くべき演説ではない」と評価した。バイカルは、「全般的、良い意図があり、肯定的なものでした。以前にギュル大統領は政府に対して距離を置いた立ち位置で評価をしましたが、今回の演説では同じレベルのものでないと受け取りました。全く(以前の立場が)反映されていなかったとは言っていません。しかし以前はより強く語っていました。この点では大統領の今回の演説は意義深いです。アブドゥッラー・ギュルの演説は大統領の演説です。驚くべき演説ではありませんでした。非常に自然なものでした。議論を挑発するような演説ではありませんでした。回復を目指す大統領の演説です。全く違和感を感じませんでした」と語った。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:20292 )