■エジプトでオペラ『アイーダ』初演から140周年の祭典
2010年10月04日付『アル=アハラーム紙』エジプトHP1面
【アラーウ・マフジューブ】
エジプトで初めて古典オペラとして『アイーダ』が上演されてから140周年の今年、10月6日戦勝記念式典の一環として、同オペラの世界的な公演が、8年ぶりにピラミッド前で行われる。
開演は明日夜7時30分、「音と光の劇場」に隣接する「ピラミッド広場劇場」で行われる。オペラハウス支配人であり本公演の総監督をつとめるアブドゥル・ムヌイム・カーミル博士は、ピラミッドの歴史的な背景を用いることが公演に貢献するだろうと述べた。
勝利したエジプト軍は観客側の花道から現れ[第二幕第二場]、ナイル川のシーンとして、ファラオの船がスフィンクスとピラミッドの前を行くのが見られる。3000人の歌手やエキストラ、軍がそれぞれのシーンに登場し、カイロ・オペラ合唱隊やオペラバレエ団のパフォーマンスに加わる。振り付けはアルメニヤー・カーミル。アイーダ役をエジプト人ソプラノのイーマーン・ムスタファ、イタリア人ソプラノのマリア・ホセが演じ、イタリア人のマルチェロ・モタデッリーが指揮するカイロ歌劇管弦楽団が音楽を担当する。
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( 翻訳者:松尾愛 )
( 記事ID:20322 )