イスラエル軍諜報部長官、イラン・シリア・ヒズブッラーのミサイルに警戒示す
2010年10月05日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ イスラエル軍諜報部長官:「イラン、シリア、ヒズブッラーのミサイルは、イスラエル国家中枢やテルアビブを射程に入れている」

2010年10月05日付『クドゥス・アラビー』紙(イギリス)HP1面

【ナザレ:ズハイル・アンドラウス(本紙)】

 イスラエル軍諜報部(アマン)長官の任期を終えたアモス・ヤドゥリン将軍は、「イスラエル中部のグッシュ・ダン[※テルアビブ地区と中央地区を含む都市圏]が、戦争が勃発した場合にイスラエルの敵であるイラン、シリア、レバノンのヒズブッラーが3方向からミサイルを発射する主な標的となった」「これらの勢力はテルアビブを脅かす能力を有するに到るだろう」と述べた。

 イスラエルの『イディオット・アハロノート』紙が昨日火曜日に報じたところによると、ヤドゥリン氏の発言は、キブツ・キネレットでキブツ(協同村落)運動第4回大会の開催にあたって一昨日行われた講演の中で述べられたもの。同紙によるとヤドゥリン氏は、「数万発のミサイルがイスラエルの敵の手の内に存在するということは、敵がイスラエルの一般市民を標的とするテロ兵器を所有していることを意味する」と強調した。また和平プロセスに言及して「イランは現時点で、イスラエルと近隣諸国の和平実現の可能性を阻んでいる最も厄介な要素である」と述べ、イランの統治体制について「イスラエルの存在を公に拒絶し、イスラエルの破壊を呼びかけている過激派体制である。また言うまでもなく、ナチスによるホロコーストの事実を否定し、イスラエル国家に対するテロ攻撃を支持している」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:大橋泰斗 )
( 記事ID:20383 )